8: ◆tues0FtkhQ[saga]
2017/09/08(金) 00:30:06.59 ID:tLqPKhNzo
「3人とも……下着透けてるぞー」
「今更ですよ」
「だね」
「はい!」
煩悩を振り払って注意したのに。そこは恥ずかしがったりしないのか。
花も恥じらうはずの乙女たちは、羞恥心も夏に溶かされてしまったらしい。
「Pさんが気にしなければいいんですよ」
藍子がそんなことを言う。
男と女が同じ場所にいるんだから、少しは女の子らしく、アイドルらしく気にして欲しいものだ。
「そうそう! あっ、良いことを思いついた☆ ねぇ、プロデューサー♪」
未央がとうとう扇風機に自分のTシャツを被せながら、俺を呼んだ。
あいつ、もはや手段を選ばなくってきているような。
「なんだー、涼しくなるものなら持ってないぞー」
じっと見ているのもバツが悪いので、そう答えながら3人に背を向ける。
考えるのがしんどくなってきて、答えもなんだか間延びしてしまう。
「暑いからさ……Tシャツもパンツも脱いじゃってもいいかな?」
「は?」
俺のささいな願いは、耳を疑うような言葉であっさりと打ち砕かれた。
本当に暑さで頭まで溶けてしまったのだろうか。
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