鷺沢文香「アッシェンプッテルの日記帳」
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24: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:25:23.22 ID:1nHzinqN0

二人の果てる姿を、恐らくは虚ろな目で眺めていたことでしょう。
その後でPさんに口汚く罵しられましたが、やはり何の反応も返すことができませんでした。
それを見かねたのか、美波さんがPさんを止めてくれました。
そして美波さんが私の耳元で、よくわからないことを囁きました。
美波さんが言い終わるかどうかというタイミングで、Pさんは彼女を私から引きはがすようにリビングルームの外へ連れてゆき、シャワーの弾ける音が聞こえてきました。

しばらくするとその水音に紛れて、美波さんのくぐもった嬌声が聞こえてくるようになりました。
それでようやく身体を動かす気になり、とはいえその後何をしたかといえば、脱衣室のドアに掛かった鍵をこじ開けようと試みたのです。
コインで開けられる簡易的なタイプの鍵でしたからね。
親指の爪を使えば開けられると思ったのですが、これがなかなか難しくて。
結局開錠できぬまま、私の爪の中ほどまで亀裂が入ってしまったところで諦めました。
そして、その爪の痛みがそれなりに辛かったこともあり、私は帰ることにしました。
(やろうと思えば、微かに聞こえる美波さんの喘ぎでもオナニーすることはできたのでしょうけどね)

真夜中だったとはいえ、お小水やらなんやらで重くなったスカートを着用したまま夜道を往くことになんの感情も持てず…。
だからもう、私は完全に気が違ってしまったのだと思いました。


帰り着いて、寝て、起きて。
それから日記を書いてみることにしたのでしたね。


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