鷺沢文香「アッシェンプッテルの日記帳」
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26: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2017/10/08(日) 00:29:49.04 ID:1nHzinqN0
アイドルとして研鑽を積んでいる私たちですが、シンデレラに成り得るのはきっと彼女のような人間なのでしょう。
真のシンデレラたるには、才色兼備であるだけでは不十分なのです。
己が目的を遂げるためにはそれの他に、意思力と実行力も持ち合わせていなければならなかった。
『良い子にしていれば、きっと魔法使いが助けてくれて幸せになれる』というのは日本の子供向けの絵本の中だけのお話。
そんな都合の良い話は現実にはないと知っていた筈なのに、私はいつしか忘れていたのです。
Pさんをはじめとしたいろんな方たちのお陰で、辛うじて人前に出ることを許されていた分際であったのに…。
シンデレラガールズなどと呼ばれているうちに勘違いしてしまったのかもしれません。
言われる通りにカボチャを拾い集めていただけなのに、何者かに成った気になって…。
Pさんが運命の靴を私に履かせてくれるのを、ただ待っていたのです。
安穏と! 何の行動もしないまま!
幸せを掴むためには、グリム兄弟版のような渇望や行動力こそが不可欠だったのに!
美波さんのような強引なまでの手腕が!

面白いことに、今では意地悪な姉妹たちにさえ好感を抱いてしまう自分がいます。
運命の靴を履くために自分の足指を切り取り、踵を潰した彼女たち。
彼女たちは幸せを掴もうと、必死にもがき、真っすぐ、行動したのです。
それは私が終にできなかったことなのですから。

欲しいモノを手に入れるということ…愛する人の心を手に入れるということは、綺麗ごとだけでは済まない。

私は幸せになりたかった。
私は幸せになりたい。

なんとしても。
何をしてでも。

もしまたチャンスが巡ってくることがあったら、絶対に逃すことはしないのに。
絶対に真っすぐ手を伸ばして、握り締めて、もぎ取ります。
必ず。

幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。
幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。
幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。幸せになりたい。
幸せになりたい。幸せになりたい。幸せにな













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