長門「ふにゃぁ〜……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」
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365:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/24(日) 01:42:26.83 ID:Eq3BckfE0


「……きて。……さい」ユサユサ

提督「っ……」

提督(誰かに声をかけられる。眠くて仕方ないが起きざるを得ない。俺は捕虜なのだ。寝ていられるような状況じゃない)

Z3「起きなさい」

提督「っ!?」

提督(俺を起こしたマックスに、俺は喜びに表情が綻びかけて目頭が熱くなり、話しかけようとしたところで監視が居ることに気がつく)

ドイツ軍水兵「……」

Z3「ついて来なさい」

提督(訳が分からない。促されるがままに潜水艦の中を進んでいく。すると後ろを歩くマックスに、手に何かを握らされた)

提督「?」

提督(恐らくマックス自身の身体でそれは監視の水兵には見えなかっただろう。俺はこっそりと持たされたものを確認する)

提督(それは小さな手鏡だった。それと紙の切れ端に書かれたメモ。『絶対に無くさないで』と日本語で走り書きされている)

提督(意味が分からない。分からないが、とりあえず俺はそれを無くさないようにしっかりとしまう)

提督(そして梯子を登って艦橋にでた。久しぶりの外の空気を肺いっぱいに吸い込む。すると、マックスにタバコを差し出された)

Z3「……」スッ

提督「……!!」

提督(なぜか後進している潜水艦。察した。俺は、処刑されるのだろう。そういえばマックスからは硝煙の匂いがしている)

提督(震えそうになった。何も考えられない。俺は、マックスの差し出したタバコを受け取ると咥える)

提督(タバコを吸いながら何とか生き延びるための方法を考えるが、そんな方法なかった。もう詰んでいるのだろう)

マックス「降りて」

提督(タバコを吸い終わり、マックスに促されて俺は甲板へと降りた。そしてその端へと歩いて行く)

提督(SS将校が俺たちを監視していた。海を見下ろすと、まるで何もかも吸い込もうとしているかのように黒かった。そうか、終わりなのか)

提督「……」

Z3「死んだふりをして。絶対に見つからないで」

提督(せめて最後は誇り高くあろうと空を見上げた瞬間、マックスの声。日本語だ。聞き返す間もなく銃声。俺はマックスに押されて海に落ちた)

提督(冷たっ!?っ……だが撃たれていない。生きている。そこで全てが繋がった。マックスは俺を逃がしたのだ!!)

提督(空砲で俺を撃ち殺したように見せかけて海に落としたのだ!!俺は死体のように海に浮かんだ)

提督(だが息の限界が来る。暫く耐えたが、これ以上耐えたら溺死してしまう。俺は息継ぎをしてふたたび死体のふりをした)

提督(見られていないか確認する必要はない。バレてなければ大丈夫。バレていたら……そこで終わりだ)


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