28: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/11/08(水) 02:49:44.47 ID:beE0JJQT0
◆◇◆
私は彼に背中を預けながら、湯船で身体を温める。行為の最中は汗をかくほど体温が上がっていたけれど、終わったら別。むしろ汗をかいたことで、身体は冷えやすかった。
浴槽は、普段一人で入るには大きいけれども、二人で入るには狭くて、少しばかり密着しないといけない。
彼の身体の感触を背中で感じながら、私は彼の顔は見ないままで問いかけた。
「ねぇ」
「なんだ?」
「私達…これからどうなるのかしら」
「…」
アイドルと、プロデューサー。それが、私達の関係。でも、先ほど一線を越えた。もう後戻りは出来ない境界線を、私と彼は並んで越えた。でも彼は、何らかの覚悟を持っているようで。
「…どうなろうと、奏だけは守るさ」
「…そう♡」
強い口調で、私に告げた。そう言われると、何も言い返せないし、信じてしまいたくなる。
身体もほどよく温まったし、そろそろ湯船から出よう…とした所で、手を引かれ、彼に後ろから抱きつかれた。今日は、これまでの人生で一番彼に抱きつかれた日ではないかと思いつつ、さっきから腰に当たっている彼の固くなったものを握って、何度か上下に擦る。
振り向いて、軽くキスをする。彼の首下に残った赤い跡に手を添えて撫でた。
まだ、私も彼も、温まり足りないらしい。
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