109:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:15:39.68 ID:6TdKgm8c0
まこもはもう一度僕の枕元に座るとお盆の上の器と匙をとっておかゆをすくった。
「ふー、ふー……」
匙の上で湯気立つおかゆに小さく口先をとがらせてまこもが息を吹きかける。
「はい、どーぞ……」
彼女は柔らかく微笑むと僕の口元にその匙を持ってきた。まだ、食欲はない。
(でも)
彼女が直接息を吹きかけたその一口にはなんともいえない魅力が感じられた。匙の上にはまだ彼女から出た何かが乗っているような気がして、それにつられて口を開ける。
「もぐ……むぐ……」
柔らかく煮崩された米粒を口に含むと優しい塩味が口内に広がった。
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