121:名無しNIPPER[saga]
2017/11/27(月) 12:24:38.02 ID:6TdKgm8c0
信じて賽銭を投げ込むと、背広姿のまま座り込み視界を強く閉じて拝んだ。『僕を救ってください』と。他の人がその場にいたらその姿は実に滑稽に見えたかもしれない。
するとかみさまが、そこに姿を現した。
頭に違和感を感じて目を開けると小さな女の子が僕の頭を撫でている。優しい手つきだった。
「わたしにはこれくらいのことしかできませんが……許してくださいね」
あどけなく不安定で柔らかい声、しかし全てを包み込むような寛容な手のひら。
抱きしめた。末期だと思った。でもそこに温もりがあったからすがった。
「まふっ!? わたしが見えてるんですか!? 見えないようにしてたつもりなんですけどね……ってあれ? だ、だいじょーぶですか?」
涙を流しながら。
232Res/120.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20