【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その7
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
61: ◆8K4B/3Nlpc[saga]
2017/12/24(日) 22:54:24.59 ID:GuPF27va0
千早「………し、四条さ……」

名前をほぼ口に出してから、拘束された私のすぐ近くに真っ直ぐ立っている、
その長身からこちらを見下ろす銀髪の彼女もまたすでに「幹部」と化していることを思い出す。
以前の、深く輝いていた臙脂色のものとは似ても似つかない漆黒の瞳が、こちらを見据えていた。
それとよく似た色で、巫女服のような和風のアレンジが入った衣装をまとった彼女が、薄笑いの表情を浮かべる。

貴音「久しいですね。先だっての『まじしゃんず・ちゃれんじ』以来、でしたでしょうか」

………「幹部」になってからの彼女と私が直接対峙しているのは、確か、2回だったはずだ。
プロデューサーが「総帥」の出したクイズに正解できず、二手に分かれて進んだ先で出会ったのが、まず1回。
それからもう1回は、真美を残して5人で挑んだ総力戦で……どちらも、彼女と刃を交えたとはとても言えなかった。

千早(元々、読めない人だったけれど………今はさらに未知数だから、ペースに飲まれないようにしないと…駄目!)

貴音「まぁまぁ、そう睨まないでください。わたくし、どういう風の吹き回しか、この首枷の担当…のようになってしまいまして」

私の警戒心が表にまで出てしまっていたらしく、苦笑した銀髪の「幹部」はそう言った。

貴音「雪歩や伊織を嬲るに際し、これで縛めれば映えると思っただけなのですが。あぁ勿論、千早もよく似合っておりますよ♥」

千早(萩原さんや……水瀬さん!?そんな…二人も、こんな形で拘束されて、……それから…♥あ、あぁ…♥♥)

直接この目で見たわけじゃないとはいえ、ブラックジャンボのこれまでの行動からすれば、目的は明白だった。
おそらくは私の知らないところで、萩原さんも水瀬さんも………たくさん、ご奉仕させられ、て…♥♥

貴音「……そういえば千早は前回、そのころにはもう、いそ助殿の触手の虜に堕していたのでしたね。記憶になくて当然です」

彼女のその言葉に引っかかるところを感じ、私が口を開こうとしたところで、ぱたぱた、と軽い足音が聞こえてくる。
すぐにそれに続いて、朗らかな歓声が上がった。

響「お!ようやく起きたんだ、シャイニング・チハヤ!」

貴音「ああ響、ちょうどよいところに。まさに今しがたですよ」

にこにこと笑う長身の「幹部」の隣に駆け寄ってきたせいで、その小柄さがよけい目立って見えた。
黒くて豊かな髪をポニーテールにまとめた「総帥」が、楽しげに、まとわりつくように「幹部」に寄り添い、立っている。

響「ってなわけで、おはよっ、千早!気分どう?」

いつだったかもこんな風に、寝起きすぐに話しかけられたことがあった気がした。
そのときは寝ぼけて普通に返事をしてしまったけれど、今ではもう、間違うはずがない。

千早「………良いわけがないでしょう。これを、すぐに外して!」

響「はずすわけないでしょー、やだなぁもう。せっかく用意したんだから、楽しんでってもらわないと」

できるだけ語気を強めて口にしてみたが、もちろんその程度で通用するわけもなかった。
喋ることで時間を稼ぎつつ、私は必死に頭をめぐらせ―――同時に、魔力の感知のために、感覚を研ぎ澄ませる。

千早(やっぱり………美希がいたのはこっちの、地下の方。それも、かなり近づいている…!)

意識がはっきりしてくるのにつれて、あのどことなく懐かしいように感じた匂いが薄れていく一方で、
美希のものらしい魔力の波長はかなり強烈に感じ取れるようになっていた。

私はぼんやりしていたせいで、今は、捕まってしまっているけれど……美希はこんなうかつな私とは違う。
おそらく、こちらの状況が確認できるくらいすぐ近くで、奇襲する隙をうかがっているに違いない。
見えているだけでも相手は最低幹部一人、それに「総帥」までいるのだから、正直なところかなり分は悪いだろう。
でも、気づかれていないところで先制攻撃をできるというアドバンテージは相当に大きい。

千早(その美希のためにも、私が隙を作らないと……美希、焦ったら駄目よ、慎重にタイミングを待って………!)

どこかに隠れて息を殺しているはずのシャイニング・ミキに伝わることを祈って、私は必死に念じていた。


<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
1002Res/1629.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice