イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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101: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/03/03(土) 00:24:48.17 ID:Rd+pmMDk0
…数日後・食堂…

提督「……いよいよ特別監査の日ね。ライモン、準備はいいわよね?」

ライモン「はい、万全の態勢を整えてあります」

提督「助かるわ…みんな、今日は海軍憲兵隊の査察があるから、くれぐれも粗相をしたり裸でうろついたりしない事……廊下でキスしたりもダメよ」

エウジェニオ「あら、あいさつもいけないの?」

提督「あんまり唇に近いのはね。とにかく、真面目に振る舞っておくこと…いいわね?」

一同「「了解」」

提督「よろしい…そろそろ到着時間だと思うけど……」

ドリア「提督、門に憲兵隊の車が来ました」

提督「了解、すぐ行くわ」

…鎮守府・門…

提督「よくいらっしゃいました…さぁ、どうぞ?」…海軍カラーに塗られた「フィアット・パンダ」を迎え入れる提督

憲兵「ええ、少将」女性の憲兵隊士官はかっちりまとめた髪、シワ一つない制服と眼鏡姿で、採点するように提督を眺めた…

提督「…」(うわ…この人今までに笑った事ってあるのかしら……)

憲兵「ここが鎮守府の本棟ですね?」

提督「え、ええ…そうですよ。それで少佐のお名前は…?」

憲兵「私の名前が必要ですか、少将?」

提督「ええ、まぁ…いつまでも「少佐」では肩が凝りますし」

憲兵「そうですか?……まぁ良いでしょう。憲兵隊少佐、アンジェリカ・カルディナーレです」

提督「フランチェスカ・カンピオーニです…よろしくお願いします、カルディナーレ少佐♪」

カルディナーレ「ええ、よろしくお願いします」

提督「…長旅でお疲れでしょうし、まずはコーヒーでも……」

カルディナーレ「いえ、結構です。各鎮守府での「もてなし」は受けるなとの指示がありますので」

提督「あら、そうですか…」

カルディナーレ「それより、司令官の執務室に案内していただきたいのですが」

提督「…どうぞこちらへ」


…執務室…

提督「どうぞ、おかけになって下さい」小さいテーブルを挟んで椅子を二脚並べてあり、カルディナーレ少佐の方には鎮守府の中で一番座り心地の悪い椅子を用意しておいた提督…

カルディナーレ「失礼します」椅子に座ると早速ファイルとペン、ノートパソコンを取り出した…

ライモン「…良かったらどうぞ」コーヒーとお茶菓子を置く

カルディナーレ「いえ…そう言ったもてなしは結構ですから」

提督「…そう言わずに。せっかく淹れたコーヒーを無駄にしたくないですから」

カルディナーレ「いえ、ですが指示がありますので…」

提督「その指示は鎮守府で酒食をごちそうになり、査察の基準が鈍るといけないという判断からでしょう?……私はカルディナーレ少佐を「コーヒー一杯で手心を加えてくれるような不真面目な方」だとは思っていませんよ?」(…普段生真面目な女性は真面目さや律儀な所を素直にほめてもらうと喜ぶのよね♪)

カルディナーレ「それはもちろんです」

提督「でしたら冷めてしまわないうちにどうぞ」

カルディナーレ「…いただきます……いいコーヒーですね」

提督「ええ、いつも艦娘たちは激しい任務に就いていますので…せめてコーヒーぐらいは美味しいものを飲ませてあげたいですから」

カルディナーレ「…なるほど」




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