イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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◆b0M46H9tf98h
[sage saga]
2018/01/29(月) 02:56:42.30 ID:6B9Fttih0
…シルヴィアの部屋…
シルヴィア「いらっしゃい。さ、入って」
ライモン「お邪魔します…わ、壁に銃が掛けてあるんですね……」
アッテンドーロ「へぇ、シックでいい趣味ね。気に入ったわ♪」
チェザーレ「うむ、丁寧に扱われている道具を見るのは気持ちがよいな」
シルヴィア「ありがとう…どうぞ、そこにかけて?」ライモンたちに椅子をすすめて、自分は作業台の片隅に軽く腰を下ろした
ライモン「…あ、ありがとうございます」…シルヴィアの部屋はシックな濃い茶色の家具と白い壁で統一されていて、ガンオイルと木部に塗る亜麻仁油の匂い、それに少しだけ煙草の香りが漂っている……壁のあちこちには散弾銃やライフルが専用のラックにかけたり、お洒落なヴェルヴェットを敷いたケースに収められて優雅に並んでいる…
提督「この部屋に入るのも久しぶりね…コレクションも相変わらずきれいだし、何だか落ち着くわ」
シルヴィア「褒めてもらって嬉しいわ。あなたの銃は今出してきてあげるからね」
ライモン「提督、提督…」鍵のかかった隣の部屋に入っていくシルヴィアを目で追いながら、ライモンが提督をつついた…
提督「なぁに、ライモン?」
ライモン「いえ…これってかなりすごいコレクションだと思うのですが……」艶やかなクルミ材の銃床も美しい、フランキの垂直二連ショットガンを眺めて言った…
(※フランキ…「ルイージ・フランキ」「ルイギ・フランキ」などとも言われるイタリアの銃器メーカー。散弾銃、狩猟用ライフルが主だが、以前は海軍制式採用の「フランキ・LF-57」短機関銃や「フランキ・SPAS12」散弾銃などの軍用小火器も作っていた)
提督「そうね…この散弾銃も軽く百万は下らないんじゃないかしら」
(※ユーロと復活したリラが並立している設定…リラと円がだいたい同じレートになっている)
ライモン「ひゃ、百万ですか…」
提督「おばさまは華美な飾りを入れないからその値段で済むけれど、もっと高い銃はいくらでもあるのよ?」
アッテンドーロ「…なかなか贅沢な趣味ってわけね。提督、この銃は?」かなり使いこまれているが綺麗に手入れされて、丁寧に壁のフックに載せてある一丁を指差した
提督「あぁ、これ?…ベネリの12ゲージ散弾銃で、おばさまのお気に入りなの……ほら♪」よく見ると引き金の上、機関部の金属に刻印が入っている…
(※ベネリ…イタリアの機械・銃器メーカー。「ベネリ・スーペル90」など軍用散弾銃を多く手掛けている)
アッテンドーロ「えーと、なになに…「シルヴィアへ愛を込めて…クラウディア」って彫ってあるわね」
シルヴィア「そうよ。それは私たちの結婚記念にクラウディアが注文してくれた散弾銃なの、今でも時々使わせてもらっているわ……はい、あなたの銃よ」口の端に笑みを浮かべて嬉しそうに言いながら、ガンケース数個を抱えて戻ってきた
提督「ありがとう、おばさま…さっそく開けさせてね♪」
シルヴィア「あなたのなんだもの、好きになさい…その間に私は隣で他のを手入れするわ」そう言って椅子にかけてあったエプロンをつけた…
チェザーレ「ほう、隣にも銃がしまってあるのか…よかったらチェザーレにも見せてもらえないだろうか」
シルヴィア「…フランカ」
提督「大丈夫よ、口は堅いわ…ね、チェザーレ?」
チェザーレ「うむ、何があってもチェザーレは他言しないと約束しよう」
シルヴィア「そう…ならどうぞ」
提督「せっかくだから私も行くわ…おばさまのコレクションは本当にすごいもの♪」
シルヴィア「ふふ、それじゃあみんなでいらっしゃい」
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