イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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88: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2018/02/22(木) 01:44:41.58 ID:aU/uTKjy0
マルチェロ「あれは天才のなせる技よな…ところで提督、隣に座ってもよいか?」

提督「ええ、どうぞ♪」

ライモン「コーヒーもどうぞ、マルチェロ」

マルチェロ「かたじけない……いや、せっかく行って来たのでヴェネツィアの話をしようと思ってな…このように写真もあるぞ♪」

提督「どれどれ…あら、上手♪」

バルバリゴ「全く、ずいぶんと羽目を外させてもらったよ…あれは楽しかったな♪」

提督「そんなに楽しかったの…よかったわね♪」

プロヴァーナ「何しろヴェネツィアで味わえる歓楽は全て堪能したのでな…痴態の限りを尽くしたと言ってもいいかも知れん♪」

提督「まぁ、そんなに遊んだの?」(ふふ、マルチェロたちは大げさなんだから…♪)

エモ「それにしたって…さすがに警察沙汰になったのはまずかったですよ……」

提督「…え?」

モロシーニ「こらこら、話の一番いい所をばらしてどうするのだ……マルチェロ、先任として提督に話してあげてくれ♪」

マルチェロ「分かってる、実はヴェネツィアでな……」

提督「…なんだか聞かないでおいた方がいいような……」

………

…夏季休暇数日目・ヴェネツィア…

マルチェロ「…これで海軍博物館も観たし、美術館も巡り、買い物もしたな♪」明るい午後のヴェネツィアを堂々と闊歩するマルチェロたち…

ダンドロ「いかにも…ヴェネツィア人の教養はだいたい済ませたな……もう言うことなしだ♪」

エモ「本当ですね、カナル・グランデ(大運河)も相変わらずですし…もっとも、こんなに外国の観光客が多いとは思いませんでした♪」

マルチェロ「おいおい、何を寝ぼけたことを言っているのだ……諸君、まだ少し足りんものがあるだろう…違うか?」

ヴェニエーロ「ほう…何です、マルチェロ提督?」

マルチェロ「それはもちろん、ヴェネツィア美人を抱くことに決まっている…気に入らなければ王侯貴族でも相手をしないと言う『クルティザン』のお姉さま方を口説かなければいかんだろう♪」

(※クルティザン…ルネサンス期ヴェネツィアにいた超高級娼婦のお姉さま方。大変教養がありながら橋の上で堂々と胸を露出したり、乳房を大きく見せるファッションで美しい身体であることを誇っていた。王侯貴族の愛妾になった女性も多い)

エモ「えっ…いいんですか?」

マルチェロ「何がいけないのだ、ヴェネツィアと言えば…クルティザンだろう。提督もいいがたまには違う味も楽しまんと……な♪」そう言って歓楽街に足を向ける…

ヴェニエーロ「ははは、昼からとはマルチェロ提督は大変な助平でいらっしゃるな♪」

マルチェロ「何をいうか…ヴェネツィア美人の柔らかな身体を触らずに鎮守府に戻るなど……っと!」

若いあんちゃん「…あ、ぶつかっちってすんません!」慌てているようで足早に立ち去ろうとする…

マルチェロ「構わんよ……が、この手は何だ?」

あんちゃん「…」

マルチェロ「この生粋のヴェネツィア人から財布をすろうとはなかなか向こう見ずだな…?」

あんちゃん「ちっ…おい、あんまりでかい口叩くなよ……お嬢ちゃんよぉ!」

ちんぴら「おうおう、やろうって言うのかよ!」

ちんぴらB「いい度胸だぜ!」…それぞれ折り畳みナイフを抜いて構えた

マルチェロ「…おや、仲間連れか……スリの腕も二流なら追いはぎに早変わりと言う態度も気に入らん…諸君!」腰に差していた金の鞘をしたサーベルに手をかける…

エモ「マルチェロ、一般人相手の抜刀は禁止ですよ…っ!」

マルチェロ「そう固い事をいうな、アンジェロ…先に抜いたのはあっちだぞ?」

スリ男「…がたがたうるせぇんだよ、畳んじまえ!」




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