イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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971: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2025/04/18(金) 01:19:05.32 ID:NZ5h/yaO0
デュイリオ「あらあら、提督だってまだまだお若いでしょうに♪」口元を手で押さえ、ころころと笑うデュイリオ……

提督「若いと言ってもあの元気にはかなわないわ……早く戻って温かいココアでも飲みたい気分よ」

デュイリオ「ではエリトレアにそう言っておくといたしましょう♪」

提督「ええ、お願いね」

…四季折々の花が咲いている庭も今は冬枯れのわびしさで、土作りのため夏の間に作っておいた堆肥や腐葉土が積み上げられているばかり……浜辺に打ち寄せる波は「ざあ……っ」と余韻を残しては海に戻り、また白い泡を伴って寄せてくる…

提督「ふぅ……」

ライモン「提督」

提督「あぁ、ライモン……その格好で大丈夫?寒くない?」

ライモン「はい。わたしは大丈夫ですが、提督は寒いのではないかと思って……マフラーを持ってきました」

提督「ふふ、お気遣いありがとう。ライモンも一緒に巻く?」

ライモン「いえ、そんな……///」

提督「まぁまぁ、少し短いけれど頑張れば巻けるんじゃないかしら?」柔らかなカシミアのマフラーを首もとに軽く巻くと、余った部分をライモンの首もとにかけて身体を寄せた……

ライモン「あ……///」

提督「ほら、どうにか巻けたわ。それに貴方の体温で暖かい♪」

ライモン「提督こそ……あったかいです……///」

提督「そう?」

ライモン「はい。確かに今までたくさん楽しいことや嬉しいことがありましたけれど……わたし、こうやって提督のぬくもりを知ることが出来たのが……一番嬉しいことかもしれません///」

提督「も、もう……そんなことを言われたら愛おしくてたまらなくなっちゃうじゃない///」思わず腰に手を回し、ぐっと顔を近寄せた……

ライモン「あ……///」

提督「んっ……♪」

ライモン「ん……ちゅ///」

提督「ふふ、ちょっとしょっぱい……♪」海風に当たっていたためか、甘く柔らかな唇に少しだけ塩気を感じた……

ライモン「海の味ですね」

提督「そうね……」

ルチア「ワンワンッ!」

…提督とライモンが波打ち際でお互いにささやきながらたたずんでいると、アラジを振りきったルチアが流木をくわえて全速力で駆け戻ってきた…

提督「このままいたいけれど、どうやらルチアが構ってほしいみたいね」

ライモン「名残惜しいです……」

提督「それじゃあ後で、また……ね?」

ライモン「はい」マフラーをほどくとルチアが差し出した木切れを受け取り、ブーメランのように投げた……

ルチア「ワンッ!」

アラジ「待て待てぇ!」疾駆するルチアに追いすがるべく砂浜を駆ける……

提督「本当に元気ねぇ……さてと、そろそろ戻りましょうか」

ライモン「そうですね。お散歩の続きはアラジに任せましょう」

提督「ええ、そろそろココアも出来たでしょうし♪」

アラジ「あ、そろそろ引き上げる?」

提督「私はね。もしアラジが構わなければ、あと少しだけルチアと遊んであげてくれる?」

アラジ「了解っ♪」

提督「それじゃあお願いするわ」

アラジ「はぁーい」

ライモン「では、戻りましょう」

提督「ええ、暖炉とココアが待っているものね♪」


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