イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」
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989: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2025/12/18(木) 00:52:39.51 ID:SDHyguTc0
…三日目・朝…

提督「今日でいよいよ最終日ね」

カサルディ提督「ま、案外悪くなかったよね。放送や時鐘に追い回されることもないしさ」

ベルガミーニ提督「どうかな、教官たちのことだからまだ何か隠しているのかもしれないし……」

シモネッタ提督「そうなったとしてもどうにか切り抜けましょう、せっかくここまで来たんだから……でしょう?」

提督「そうね」

カサルディ提督「言えてる。それじゃあまずは一つ、朝飯を獲ってくるとしますか♪」

…寝ていてこわばった身体をほぐすための体操を全員で済ませると、一つのびをしてからお手製の銛と、漂着ゴミの漁網からでっち上げた網袋を手に渚に向かうカサルディ提督…

提督「じゃあ私は薪を集めてくるわ」

ベルガミーニ提督「じゃあ私はルクレツィアに付いていくわ」

シモネッタ提督「あら、私だけなんにもなし?」

カサルディ提督「お留守番と無線機をよろしくね♪」

…朝食後…

提督「ふぅ……エレオノーラは料理も上手ね」

シモネッタ提督「そう? 料理上手のフランチェスカに言われると悪い気はしないわね」

ベルガミーニ提督「美味しかったけど、これで糧食の残りは一人分のビスケットだけ……教官の気まぐれで「もう一日追加」とか言われたら困るかも」

提督「メッセ教官ならやりかねないわね?」

カサルディ提督「ま、その時は私が獲ってくる海鮮でしのぐってことで……」お腹を満たし、たわいないことをしゃべっていると無線機が鳴り始めた……

無線機「指導班よりシモネッタ班、定時連絡。現状を知らせ。どうぞ」

シモネッタ提督「シモネッタ班より指導班。異常なし、どうぞ」

無線機「指導班了解。それでは今日の課題を伝える、地図を用意しろ……いいか?」

シモネッタ提督「用意できました、どうぞ」提督が広げた地図を手元に置いた……

無線機「よろしい、それでは島の地図にある北側の湾を確認しろ。地図上のA6区にある」

シモネッタ提督「確認しました」

無線機「よし。それでは本日1400時までに当該地へと移動しろ。手段は問わない。不測の事態の発生、または到着が間に合わないよう進出状況ならその時点で報告しろ。理解できたか?」

シモネッタ提督「理解しました」

無線機「よろしい……この二日というもの砂浜でのんびりしていてなまっただろう。しっかり運動することだ。湾に到着したらこちらで収容、その時点で合格とする。遅刻するなよ?」

シモネッタ提督「了解」

無線機「では収容ポイントで待っている。環境のためゴミはきちんと持ち帰り、怪我しないように。以上、通信終わり」

シモネッタ提督「……だそうよ」

ベルガミーニ提督「今から1400時までに島の北側……?」

カサルディ提督「ホントやってくれるよ、メッセ教官は……♪」思わず小さく笑い出した……

提督「いつも予想以上よね……ふふっ♪」

シモネッタ提督「ふふふっ♪」

ベルガミーニ提督「あはははっ♪」

一同「あはははははっ♪」

提督「あー、ひぃ……ふぅ……ともかく、まずは荷物をまとめなくっちゃ……」笑いのあまり目尻に溜まった涙を拭うと防水布を畳みはじめた……

カサルディ提督「火は消してあるし……と」

シモネッタ提督「糧食のゴミはまとめて袋に……」支給されたセットの中に入っていたゴミ袋に糧食の空きパッケージや包み紙をまとめる……

ベルガミーニ提督「これで忘れ物はなさそうね」

シモネッタ提督「よろしい。それじゃあ島の北側への行き方を考えましょう」

提督「そうね、よく考えて決めないと」キャンプとも言えない仮の野営地を手際よく畳むと、川べりの砂浜に地図を広げて頭を寄せ合った……


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