25:名無しNIPPER
2018/01/02(火) 17:57:16.61 ID:5pH9wHSz0
プロデューサーの瞳の真ん中に、今一度私が映り込む。震える声を、身体を、両手で拳を握ることで抑え込んだ。
言わなくては。思いを。憧れで終わらせるのではない。憧れに近づくんだ。近づける好機は、今しかない。一歩でいいから。
「あの、こんな私でもっ、可愛いアイドルになれますかっ?憧れなんですっ」
何も言おうとしない自分のことを、心のどこかで、私は優しすぎるのではないかと思うことがあった。しかし、それが間違いであることに気付いたのは、私の思いを吐露してからだった。
「……なれるさ。君なら」
プロデューサーさんは微笑みながらそう言ってくれた。この世で初めて、と言うには誇張が過ぎるかもしれないが、たった一言でこの人を信じたいと思ったのは確かだった。
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