安価とコンマでダンジョンタワー攻略 R-18
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318:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/01/17(水) 20:35:00.12 ID:fdgTiAn40
「ふっ、ふは、はっ…か、かちほこっで、いるようだがっ…ああんっ、わ、わたしは術が封印されただけでっ…まりょくそのものはっ、消されたわげではな…いぃぃっ…」

そう、封印薬の効果は永続するわけではない。

時間がたてばまたいつものように魔力を行使できるはずだ。

(そうすればこのような実験動物など―)



「―ソウスレバ コノヨウナ実験動物ナド 容易ク 支配デキル」



「―えっ」

なんだ。

今のは。

アルラウネがまるで心を読み取ったかのような。

「ハ ハ ハ ハハハハ !! 

ナニ今ノ間抜ケな顔!ケッサクナンデスケド!」

なんだこれは。

アルラウネの言語が どんどん流暢になっていく。

「アハ アハ アハハ!! マダ気ヅカナイノ!? オマエハタダ 体液ヲ吸ワレテイルワケジャナイ!」

感情に乏しいはずのアルラウネの顔が哄笑の形に歪む。

アルストはその顔になぜか恐怖を覚えた。

単純に命の危険があるとかそういうことではない。

次元の違う恐怖がそこにあるような気がした。

「ワタシガ 吸ッテイルノハ 『オマエ』ダ!オマエソノモノダ! 

オマエノ体液ヲ通ジテ 私ハ貴様ノ魔力ヤ知識ヲ吸収シテイルノサ!」

「な…なにをバカな…アルラウネごときにそんな能力があるわけ…」

「ウソダト思ウナラ ホラ私ノ顔ヲ ヨーク見テゴランナサイ?」

アルストはアルラウネと目を合わせた。

その瞬間。彼女を真の恐怖が襲った。


―そのアルラウネの顔は アルスト そのものだったから。


「あああああぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――ッッッ!!」

「アハハハッ ウフフふっ 

本当に 楽しいわ 『おかあさま』」

アルストの顔で『アルラウネ』は嗤う。

「い、イヤぁぁぁっ、イヤぁぁぁぁ!! 殺して!殺してぇぇ!!

誰か、誰でもいい!コイツを殺してぇぇぇぇ!!!」

恐慌状態に陥り絶叫するアルストを眺めながら、『アルラウネ』はニタニタと嗤い続ける。

皮肉にもその表情は、実験中のモルモットたちに向けられていたかつてのアルストの表情と瓜二つだった。




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