469:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/01/28(日) 22:16:44.39 ID:QJT86Pn40
よく見れば船室にはその近衛兵の他にも同じような目にあわされている女達がいた。
悔し涙を流しながら犯される女がいた。
のしかかってくる男を罵倒しながら犯される女がいた。
愛する婚約者の名を叫びながら犯される女がいた。
無言のまま光を失った瞳で虚空を見つめながら犯される女がいた。
それらは皆アイリーンの護衛の近衛兵達だ。
アイリーンは部下達が容赦なく陵辱される様を見せつけられ愕然としていた。
セックスの知識は家庭教師から多少は教わってはいたが、いくらなんでも自分に仕える者達がこんなケダモノじみた陵辱を強いられるなど夢にも思わない。
「ま…まさか…わらわも…お、おかす…のか…そ、そんなモノで…」
ボルギス船長の一物は数人の女を犯した後だというのになおも雄々しくそそり立っていた。
その威容はアイリーンの腕の太さよりも太くたくましい。
「はん、俺はガキは趣味じゃあねぇよ。だが俺はともかく、お前さんに興味のある奴は結構いるぜ?ディアマンテのアイリーン姫さまにな」
船室にいるのは宴に興じていた男どもばかりではない。
妙に冷たい殺気だった目つきでアイリーンたちを見つめる者たちも数人いた。
(な、なんじゃこいつらは…なぜそのような目でわらわを見る?)
「コイツらはディアマンテ王国の出身だ」
「俺の言えたことじゃあねぇが、お前さんの国なかなかにえげつないことしてやがるなぁ?
第一王女が産まれてからは増税に次ぐ増税、国民が食い扶持に困ろうが容赦なく取り立てるときた。
こいつらはな、重税で家族共々破滅して、路頭に迷ってたところを俺が拾ったんだよ。
結構な地獄を見てきたらしいぜぇ?」
「…おかしら。姫の処遇は俺たちに任せていただけるんですよね?」
王国出身の一人の男が前に出た。
変わらず冷たい視線でアイリーンを睨みつけている。
「ああ、好きにしな。
…そうだお姫さん。
あんた、どうにかしてこの連中を『説得』してみな。
話しだいでは無事に陸に下ろしてやれるかもしれねぇぜ?」
ボルギス船長は船室のソファにどかっと腰を下ろすと悠々と葉巻を吹かせはじめた。
経緯を見物するつもりかもしれない。
(せ、せっとく…って何を言えば…)
王国出身の男たちは無言のまま、姫の次の言葉を待つ。
冷たい、殺気立った表情のまま。
(こわい、こわい…こんな連中を、説得などできるのか…?)
しかし活路を切り開くにはそれしかない。
できなければ自分もきっと、近衛兵たちと同じ運命をたどることになる。
「…お、おい、おまえたち」
意を決したアイリーンの呼びかけに、じとりとした視線が集中する。
「…おまえたちに、わらわの身柄を救う栄誉を与える。
ここからわらわを連れて王国へ帰還するのじゃ。
さすればおまえたちの望むままの報酬を与えようぞ」
1002Res/624.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20