582:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/02/17(土) 21:47:19.83 ID:AvFn4es00
「あーあ…なんてツラしてんだか。100年の恋も冷めるってヤツだぜ」
「あれ?結局副リーダーはヤらねぇんですかい?」
「なんつーか…なんかもういい。これ以上見てたらしばらくミルク関係は口にできなくなる…おれぁ隣で酒でもやってくらぁ。ヤリ飽きたら言いにこい」
そう言い残すとアッシュは手をひらひらさせながら部屋から出ていった。
部下たちに犯されるツバキをそのままに。
ソファに腰かけ、ボトルを開ける。
隣りからは相変わらずあの女の無様な喘ぎ声が聞こえてくる。
そう、これまで散々自分たちの邪魔をしてきたあの女の声が。
『んほォォォ〜〜〜ッッ♥♥ イグぅぅぅ〜〜っっっ♥♥♥』
「―まったく。格別だな…今夜の酒は」
心地よい嬌声を耳にしながらアッシュは勝利の美酒に酔うのだった―
「む…?」
ベッドの中で身体を休めていたギンガが、むくりと上体を起こした。
「ん…どうしたのギンガ?」
傍にいたミルキィが起き上がったギンガに声をかける。
「いや…ツバキ様の声が聞こえたような気がしたのですが」
「? あたしには聞こえなかったけど。 戻ってきたのかな」
2人はツバキたちを出迎えるために宿の玄関へと移動する。
しかしそこにはツバキたちの姿はなく…玄関口には大きなズタ袋が無造作に置かれていた。
「うわ…きったない袋。誰が置いていったのかしら」
「―しっ。ミルキィ静かに。この袋…『生きています』」
「―えっ」
ミルキィは硬直し、ギンガはズタ袋に慎重に近づいた。
確かに。
ズタ袋は時折ごそごそと動いているように見える。
ギンガは妙な胸騒ぎを覚えた。
「う…あ…」
声が聞こえた。
消え入りそうな声だが、聞き慣れた声が。
「この声は…ツバキ様!?」
袋の口を解き放ち、中身を引きずり出してギンガは息を呑んだ。
「ツバキ…さま…」
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