安価とコンマでダンジョンタワー攻略 R-18
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60:塔の主 ◆B2ErFCUzdE[sage saga]
2018/01/08(月) 23:09:23.65 ID:FLdDHFhS0
「はー…ただのお湯なのにおいしい…ありがとう、スッキリしたわ。ところで…」

改めて、ツバキのほうを向いて問う。

「あなたたちは、何者なの?」

「おお、そうだな。自己紹介しなければなるまい。私はツバキ。冒険者ギルドのリーダーをつとめている」

「私はクチナです。ギルドの副リーダーよ」

「拙者はギンガと申します。以後お見知りおきを」

「あともう一人、アリスという仲間がいるんだが…今買い物中でな。もうしばらくしたら戻ってくるだろう」

言われてミルキィはあの時、ツバキの傍らにいた銀髪の少女のことを思い出した。

おそらくあの子のことだろう。

「その冒険者ギルドの人たちが…なんでわざわざあたしを助けてくれたの?」

「『人を助けるのに理由はいらない』…と言ってみたいところだが、それだけではなくてな」

神妙な顔つきになって、ツバキは続ける。

「『お告げ』があったのだ。この港町に現れる金髪のレンジャーを仲間にせよ、と」

「お、お告げ?」

思わず聞き返してしまうミルキィ。そんな胡散臭い理由で彼女らは自分と関わったというのか。

訝しそうな表情を浮かべるミルキィの反応に、ツバキは苦笑を返す。

「そう変な顔をするな。…と言っても無理はないか。私も最初はそうだった」

「実際にお告げを受けたのは私です」

横から話にはいってきたのはクチナだった。

「今でこそ私は薬師として冒険者の皆さんをサポートする職業についていますが…もともと私はとある場所で神官として神にお仕えする立場だったのです」

ある日クチナは、夢の中で不思議な声を聞いた。

『海と大地の狭間の塔、闇より生まれし大いなる力によりて魔窟と化すだろう―』

「海と大地の狭間の塔…私には心当たりがありました。故郷の港町にあった、今は使われることのなくなった大灯台のことです。

私は神官長さまに許可をいただき、大灯台を調べるため帰郷することにしました」

故郷へ戻る旅路の途中、再びクチナは夢で『お告げ』を受けた。

『東方より来る旅の剣士と行動を共にせよ』、と。

「その夢を見た翌日にであったのが、はるか東の国よりやってこられたツバキさんとギンガさんだったのです」



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