946:塔の主 ◆VfcsCSY7us[saga]
2019/03/14(木) 12:06:32.42 ID:E1qoRbZ+0
ミルキィの身柄を確保するという目的は達成することができたプリうさ一行。
妖女は残念ながら男たちが立ちはだかっている間にどこかへ消えてしまったらしい。
とりあえずツバキたちは『塔の街』の宿屋の一室を借りてミルキィを休ませることにした。
「…ええと。結局、どうやってここを探し当てることができたの?」
ベッドの上で少し落ち着いたミルキィは当然の問いを投げかける。
「うむ、順を追って説明しなければな。お前が魔法陣からどこかへ飛ばされたすぐ後のことだ」
塔の2階へ上がるための魔力球を手に入れたツバキたちの前に例によってあのインキュバスが現れたのだという。
「そもそもこれまで奴…インキュバスがどういう方法で囚われた我らを見つけていたのかが疑問だったのだがな…」
ツバキがこれまでの経緯を語り始める。
―――――――――――
「むむむっ!パツキンドスケベボディお嬢さんのエッチシーンの臭いがしたのに本人が見当たりませんぞ?」
ツバキシャドーとの戦闘後。
現れたインキュバスはそう宣うなり、きょろきょろとあたりを見まわし…
ふと、足元の魔法陣に目を止めた。
「魔法陣…もしや不慮の転送事故ですかな。となると、塔の外へは出ていないはず。ならば…」
ブツブツと一人つぶやくと、目を閉じて今度は何かを念じ始めた。
「こいつは…何をしている? クチナ、わかるか?」
魔法陣の上に浮かぶ淫魔の姿を見上げながら、ツバキはクチナに問いかける。
「もしかしたらですけど…何らかの精神波…念話のようなやりとりをしているのかも…」
推測に自信が無いのか、問われたクチナも首をかしげながら答える。
「う〜ん…ここでもない、あそこでもない…となると」
訝し気な視線を向けるツバキをしり目に、インキュバスは何かを探しているような口ぶりでなおも念じ続けた。
「う〜ん…むむっ?」
やがてくわっ!と目を見開き、叫んだ。
「ふむ!『見えた』! この場所は…あの街ですな!」
(…街だと?)
淫魔の独り言を聞きながらツバキは困惑の色を浮かべた。
(今さっき、塔の外へは出ていないと言ったばかりだぞ…?)
「それではさっそく!オープンザワープホ…」
「まてぇえぇぇい!!」
淫魔がワープホールを開くより先に、ツバキの放った投げ縄がソイツの太い胴体を捕らえて締め付けた!「むげっ!?なんとぉ!?」
「ふっ、こんなこともあろうかと用意しておいた! ギンガ謹製の捕縛ロープだ!」
勝ち誇ったようなドヤ顔でツバキが叫ぶ。
「ぬふう…侍のお嬢さん!急に荒縄でふんじばるとは! 淫乱LVが上がってSMプレイにまで目覚めましたかな!?」
「なんだそのなんとかレベルとか言うのは! ああいや、違う! 貴様さてはミルキィの居場所を探し当てたな!? どうやった! 我々にも教えろ!」
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