勇者「おしっこ我慢ダンジョン?」
��
↓ ��
1- ��
覧 ��
板 ��
20
406: ◆uc0/sWUMkSOW[saga]
2018/02/23(金) 01:38:12.91 ID:L229r5Lro
淫魔「自力が違うんですよ。自力が。
聖剣を握っているならまだしも――。
まだ勇者にも成りきれてない半熟タマゴのあなたに、私が負けるはずないでしょう?」
勇者「自力。自力か……。
――地金を見せるのは恥ずかしいんだよ。男の子はな」
淫魔「この後に及んで何を……。あなたの底はもう割れましたよ」
精霊術師「勇者様っ、これ以上は無茶ですわ!
人を……、村に戻って応援を呼んできましょう!」
勇者「すまないな、精霊術師。お前には謝ることが山ほどある。
中でも取り分け一番酷い嘘は――――、俺が勇者じゃないってことだ」
精霊術師「え……? な、何を仰っていますの……?」
勇者「勇者とはただの称号。……他の候補生はみんな、己の職業を名乗っていただろ?」
精霊術師「それは……、将来自分こそが勇者になるんだ、という覚悟の表れでなくって……?」
勇者「それもある。それもあるけど……。俺は、名乗りたくなかったんだ。
親から受け継いだ、卑しい仕事の名を」
淫魔「…………っ?!」ゾクゾクゾクッ
背筋に奔る悪寒。
それに突き動かされてビームネイル――爪状に集束した光子の刃――――を揮った。
淫魔「御託はあの世で存分に話してくださいっ!」ヒュンッ
勇者「――――――『穢れ堕ちた正義の行使(ハイラント・フェーデ)』」
そう口ずさんだ瞬間、勇者を中心にドーム状の結界が広がった。
半径20m、内外の出入りが禁じられた隔絶空間(コロッセオ)。
長大に伸びたビームネイルを、いとも容易く弾き返す勇者。
力負けしたのは淫魔の方だった。
436Res/292.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20