ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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488: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2020/12/23(水) 02:52:10.62 ID:6iJCa8O/0
…しばらくして…

ドロシー「あぁ、いい気分だ……風が気持ちいいや」

アンジェ「そうね」

ドロシー「おい、見ろよ…ランズエンド岬だ」

(※ランズエンド(地の果て)岬…ブリテン島南西部、コーンウォール半島の突端にある。コーンウォール半島南側の付け根には屈指の良港であるプリマスの港があり、アルマダ(スペイン無敵艦隊)を迎え撃ったサー・フランシス・ドレイクの艦隊やアメリカへ最初に渡った「メイフラワー号」もここから出港した)

アンジェ「ええ……となると、ここはもう共和国の海岸沿いなのね」

ドロシー「そうさ。最も、今はお互いにらみ合っているだけだからな……いきなり攻撃されたり拿捕されるなんてことはないだろうよ」

アンジェ「結構な事ね」

ドロシー「まったくだ……」

…翌朝・リヴァプール…

アンジェ「…着いたわね」

ドロシー「ああ、おかげでな……さて、次はいよいよベルファスト入りか」

アンジェ「ええ」

ドロシー「まぁ心配する事はないと思うが、アルビオン・アイルランド間で行われる審査は厳しいぞ……同じ「アルビオン王国」の間とは思えないほどで、ほとんど出入国審査…それも厳しいやつ…と変わらないって話だ」

アンジェ「そうでしょうね」

ドロシー「とにかく王国はアイルランド人の独立運動にピリピリしているからな…昨今の情勢じゃあ無理もないが」

アンジェ「ええ」

ドロシー「ま、どうにかなるだろ…♪」

アンジェ「……貴女の楽天主義には感心するわ」

…審査場…

係官「行ってよし…次!」

ドロシー「はい」おとなしく…しかしアルビオンの圧政を憎んでいる「一般的アイルランド人」に見える程度には不満そうな様子で旅券を差し出した……

係官「…氏名は?」

ドロシー「キャサリン・マクニール」

係官「行き先は?」

ドロシー「ドニゴール」

係官「旅の目的は?」

ドロシー「故郷がそこなんでね…里帰りっていうやつですよ」

係官「ふむ…では鞄の中身を調べさせてもらう」

ドロシー「ええ」係官の一人が旅券の記載事項を確認したり、旅券そのものが偽造でないかどうかを調べている間、二人の係官が手際よく、かつかなり念入りに荷物を調べ、四人目が全体に目を光らせている……が、特に気になる物は見つけられず、荷物検査の係官は小さく首を振った…

係官「よろしい、行ってよし…次!」

ドロシー「…どうも」

…半日後・ベルファスト…

ドロシー「さて、それじゃあ必要な物を受け取らないとな…」

アンジェ「そうね」

ドロシー「お前さんはいつも通り「ウェブリー・フォスベリー」か?」

アンジェ「ええ、もしあるなら…あれが一番手に馴染む」

ドロシー「ふっ、あれが一番使いやすいとはね……つくづく変わったやつだよ、お前さんは」

アンジェ「黒蜥蜴星人だもの」

ドロシー「ははっ、言うと思ったぜ♪」




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