ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
499: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/01/05(火) 13:34:26.32 ID:ORDf8MIy0
アンジェ「そのことなら簡単です……私はフランス系のカナダ人ですが、父親はアイルランド移民の祖先をもっていて、よく故郷の話をしてくれました…そして、私もいつか親の故郷であるアイルランドを自由にしたい、そう思ってここまで来ました」

頬傷の男「立派な志だ……しかし「耳寄りな情報」というのは?」

アンジェ「それですが…私の母方の実家はフランスで貿易商を行っているかなりの有力者で、アイルランド独立のために資金や武器の供給を行う用意が出来ています」

頬傷の男「なるほど…ちなみに整えられるのはどのくらいだ?」

アンジェ「そうですね、手始めにフランスフランで一千ポンド分。それにレベル(ルベル)リボルバーを一箱」

ごつい男「一千ポンド…!」

きつい目つきの男「…すげえな」

鋭い男「…!」

頬傷の男「…それで、それを受け取るために我々が飲む必要のある条件は?」

アンジェ「ええ……一つに、アイルランド独立の際はこちらの指定する貿易会社にアイルランド各地の港の使用許可、それと優先的な貿易の権利を与えてくれること」

頬傷の男「続けてくれ」

アンジェ「…それから、私とミス・マクニールをあなた方の活動に加えること」

頬傷の男「いいだろう…他には?」

アンジェ「……このことを他の誰にも明かさないこと」

頬傷の男「…」

アンジェ「どうですか? …ちなみにこの条件のうちの一つでも同意できないようでしたら、話はなかったことにします」

ごつい男「なあオニール、待ってくれ……!」

頬傷の男「何だ?」

ごつい男「この娘っこを加えるのはまだいい…だけどよ、俺たち以外の誰にも明かさないって言うのはどうなんだ?」

頬傷の男「どういう意味だ」

ごつい男「だってよ、それじゃあマクリーンたちが蚊帳の外になっちまうじゃねえか…連中は「クラン」のメンバーなんだから納得しないぜ?」

アンジェ「…納得するもしないも、そもそも伝えなければいい」

きつい目つきの男「そういうわけにはいかねえんだよ、嬢ちゃん……俺たちアイルランド人は皆で決めて行動するんだからな」

アンジェ「…それでアルビオンのスパイにまでぺらぺらと予定表をしゃべっているのね。話にならないわ」

ごつい男「何だと…!」

アンジェ「はっきり言わせてもらいます……私たちがフランスから提供する武器や資金は、アイルランドの独立後に交易するための「投資」と言っていい。それが無駄になるようでは提供する価値がない……もちろん提供を断るのは自由ですが、そうしたらあなた方に残されるのはウィスキー片手に「自由なアイルランド」が訪れる白昼夢を見続けるか、王国公安部や警察の取り締まりを受けて絞首刑になる未来だけです」

頬傷の男「…」

ドロシー「彼女の言うとおりだぜ……今回のスパイだって、私たちが始末しなけりゃずっとお前さんたちの動向をロンドンに送り続けていただろうし、そうなったらちょっと何かを計画しただけですぐ情報部や公安の連中が押しかけてきただろうよ」

鋭い男「……だからってカエル(フランス人)どもを信用しろって言うのか?」

ドロシー「おいおい「敵の敵は味方」って言葉を知らないのかよ…学のない奴だな」

鋭い男「…」

きつい目つきの男「オニール…決めるのはあんただ。俺たちはあんたの言うことに従う」

ドロシー「さぁ、どうするよ?」

頬傷の男「……分かった。条件を受け入れよう」

ドロシー「決まりだな…♪」

頬傷の男「ああ……君たちをアイルランド独立のための闘士として歓迎しよう」…そう言うとかたわらのキャビネットからジェームソンの瓶とグラスを取り出した…

頬傷の男「では、乾杯しよう……エリン・ゴー・ブラー(アイルランドよ永遠なれ)!」

男たち「「エリン・ゴー・ブラー!」」

ドロシー「…エリン・ゴー・ブラー♪」

アンジェ「アイルランドよ永遠なれ……けほっ」泥炭でいぶしたきつい味わいのウィスキーに少しむせた…

ごつい男「おいおい、嬢ちゃんには「アイルランド人の血」が少しきつかったか?」

ドロシー「そりゃあそうさ、なにせ初めての「祖国の味」なんだからな……なぁに、代わりに私が倍もらうよ♪」

………


<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
784Res/2273.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice