ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
502: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/01/19(火) 02:18:42.68 ID:B9ibwpp60
…翌日の夜・海岸沿い…

オニール「よし、みんないるな?」

ごつい男「おう。ばっちりだ」

ドロシー「結構だね…」

…三々五々と宿やパブから抜け出し、人気のない海岸で集合したドロシーとアンジェ、それにアイルランド人たちの一部……アンジェは合図のために使うランタンを持ち、明かりが漏れないよう布で覆っている…

独立派構成員A「…ところで、どうしておれたちを三つの班に分けたりしたんだ?」

ドロシー「そんなの分かりきったことさ…「一つのカゴに全部の卵を入れるな」って格言があるだろ? もしグループの一つがスペシャル・ブランチや何かに挙げられても、残りの面々で計画を実行できる…ってわけだ」

オニール「そういうことだ。そしてそれぞれに「ちび」のオハラ、コリンズ、おれが入り、そのグループの指揮を執る」

構成員A「なるほど……」

アンジェ「…おしゃべりはそこまで。来たわ」

…月も沈んだ暗い夜の海、砂浜に打ち寄せる波だけがかすかに白く浮かび上がって見える……すると沖合からばたばたと帆のはためく音や、ギーギーと軋む索具の音がかすかに響いてきた…

構成員B「なぁ……あの船がスペシャル・ブランチや出入国管理局の警備艇じゃないってどうして分かるんだ?」

ドロシー「簡単だよ…もしそうならドンパチが始まっているはずだからさ」

構成員B「…」

アンジェ「……甲板で左右に振っている明かりが見えるわ」

ドロシー「よし、本物だな……さ、早く返事を送ってやりなよ♪」

アンジェ「ええ、そうするわ」ランタンの覆いを外し、円を描くように振った…

オニール「来たな…ただし、本物だと分かるまで銃口は下げるな」

構成員C「はい」

…そのうちに木造漁船の姿がぼんやりと見え始め、しばらくすると漁船から降ろした小さな手こぎボートが砂浜にのし上げた……そこから二人ばかりが降りてくる…

乗組員A「この船に乗るのはあんたらか…マダムが「西風に乗って良い航海を」だそうだ」

アンジェ「メルスィ…「南の空には満天の星」が出るといいですね」

乗組員A「……大丈夫だ、合ってるぞ」

乗組員B「よし、それじゃあ早速乗り込んでくれ」

オニール「聞いただろう…お前ら、早く乗れ」

ドロシー「…それじゃあ、今度は「向こう」でな」

オニール「ああ」

構成員A「……おい、あんたたちは乗らねえのか?」

ドロシー「当たり前だろう…夫婦で網を打つような小舟ならともかく、これだけの大きさの漁船に乗りこんでいる女がどこにいるかよ」

アンジェ「それに私たちはあなたたちと違って公安部にマークされるようなことはしていない……だから普通に「入国審査」を通って王国入りするわ」

構成員A「そうかい」

ドロシー「ああ。余計な心配をする前に、せいぜい船酔いにならないよう祈っておくんだな…そら!」ボートのへさきを押して、浜から離れられるようにする…

アンジェ「……行ったわね」

ドロシー「ああ…今ごろは他の連中もそれぞれ動き始めたはずだ」

アンジェ「それじゃあ私たちは宿に戻りましょう」

ドロシー「何しろ明日は早く動かないといけないからな」

アンジェ「ええ」


<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
784Res/2273.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice