ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
576: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/09/29(水) 14:10:07.69 ID:ipHN+6W40
…数日後・ロンドン市立図書館…

ドロシー「…ここだな」

アンジェ「ええ…」

ドロシー「コントロールいわく、ここに問題解決のヒントがあるとかなんとか……」

アンジェ「そういう話ね」

…ドロシーとアンジェはノートやペン、教科書の詰まった鞄を抱え、制服姿で図書館にやって来ていた…受付のカウンターにいる気難しそうな司書も女学生の二人連れということで特に声をかけるでもなく、二人を見送った…

ドロシー「ここだな…」

…借りる人の少ない不人気な歴史書が並ぶ一角に席を占めると、目的のものを含めた数冊を引き抜いてきて卓上に並べ、ノートを広げる……分厚い百科事典のような、革表紙に金文字で装丁された歴史書をパラパラとめくると、中に一枚の薄紙が挟まれていた…

アンジェ「…これね」暗号で書かれたメッセージの紙はいかにも歴史書に挟んで忘れてしまったようなメモ書きを装ってあり「エリザベス一世」や「サー・マーティン・フロビッシャー」などと書き込んである…

ドロシー「よし…それじゃあしばらく「お勉強」をしてから帰ろうじゃないか。あんまり早く席を立つと怪しいからな」

アンジェ「ええ、ついでに貴女はこの前やった不品行の罰に課せられたラテン語の書き取りをしておけば良いわ」

ドロシー「あれか…あんなものはとうの昔に済ませたさ」

アンジェ「…なかなか手際がいいわね」

ドロシー「当然…♪」

………

…その日の午後・部室…

ドロシー「…それで、内容はどうだ?」

アンジェ「ええ、いま読むわ…「ライムハウス通り十二番地の三階…西の角部屋にある暖炉の敷石の手前から三列目、右から四番目を外し、中にある書類を回収せよ」だそうよ」

ドロシー「ライムハウス通り…あぁ、この辺りか」さっと市街地図に目を走らせ、納得したようにうなずいた…

アンジェ「それじゃあ行きましょうか」

ドロシー「そうだな…書類は私が回収するから、見張りは任せる」

アンジェ「ちせは連れて行く?」

ドロシー「いや…三人、四人とぞろぞろ連れだって行くような話じゃない。 それにお前さんがいれば大丈夫さ」

アンジェ「それはどうも」

…数時間後・下宿の空き部屋…

ドロシー「ここか…」

アンジェ「そのようね」

ドロシー「よし、廊下の見張りは頼む」


…いかにも安部屋住まいのタイピストといった冴えない格好で、時代遅れなスタイルのボンネットに何色とも言えないような野暮なスカート、よれた上着を羽織っている……しかしスカートで隠れている足元はがっちりした茶革の編み上げブーツで固められ、いざというときのためにスティレット(刺突用の針状ナイフ)も隠し持っている…


ドロシー「緩んだ暖炉の敷石……これか」下宿人が入らなくなって半年は経っている空き部屋の、灰まですっかり取り片付けられている暖炉…ドロシーが四つん這いになって、表面が黒く煤けている敷石のレンガを動かしてみると「ず、ずっ…」と擦れるような抵抗をしながら敷石が出てきた…

ドロシー「よし…あった……」レンガの下にはほんのわずかな隙間があり、そこに古新聞に挟まれた一枚の紙が隠してある…

アンジェ「…見つけた?」

ドロシー「もちろん……アンジェ、お前が先行して出ろ。安全が確認できたら合図をくれ」

アンジェ「分かった」

………

…




<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
784Res/2273.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice