ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
581: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2021/10/26(火) 10:30:35.59 ID:TqJF9VPx0
…同じ頃・城内の玄関ホール…

執事「失礼ですが、今日はお客様がいらっしゃいますのでお引き取りを……」慇懃な態度で追い返そうとした瞬間、胸元に細身のダガーが突き刺さった……呆然とした表情を浮かべて崩れ落ちた老執事…

司祭「よし、目的は分かっているな…それからこの城館にいるのはいずれも背教者だ、出会った相手は一人も逃がすな」十字架のデザインになっているダガーを引き抜いて胸元で十字を切ると、残りの工作員も合わせて十字を切り、それからさっと駆けだしていく…

…応接間…

クロエ「……さきほどの銃声はなんだったのでしょう?」

アンジェ「城のすぐそばから聞こえてきたようにございますけれど…」

メイド「レディ・ウィンドモア、失礼いたします」

クロエ「……何があったのです?」

メイド「はい。実は何者かが城館の入口に車を乗り付け、侵入してきた模様にございます…執事のアダムス老人が刺されて倒れておりました」

クロエ「なるほど……アン、クララ。貴女たちはプリンセスを安全な場所までお連れしなさい、残りのものは急ぎ銃器室から武器を取ってくるのです」

長身のメイド「承知いたしました」

クロエ「武器を整えたら、その後はなんとしても図書室を守りなさい……相手がどこの何者であれ、あの貴重な資料を渡すわけには参りません」

巻き毛のメイド「承知いたしました」

…クロエはメイドたちへ矢継ぎ早に指示を飛ばしつつ、暖炉の脇に交差して掛けてあった二挺の.320口径リボルバーを取ると、亜鉛の内張りがしてある湿気防止の小箱を開けて弾薬を取り出し、一挺ずつ弾を込め始めた…

アンジェ「…レディ・ウィンドモア、どうなさるおつもりなのです?」

クロエ「ご心配には及びません、プリンセス…わたくしは図書室に向かい、研究記録を賊に盗られぬようにするつもりでございます」

アンジェ「しかし、それは余りにも危険ですわ…」

クロエ「存じております…ですが図書室にあるのは王国を発展させるための力にして、我がウィンドモアの一族が生涯を捧げてきた研究の全てを記した貴重な記録なのです……そうやすやすと渡すわけには参りません…どうかプリンセスは城の安全な場所へ」

アンジェ「分かりました、レディ・ウィンドモア…参りましょう、ベアト」

ベアトリス「は、はい…!」

…城内・廊下…

長身のメイド「どうぞこちらへ…この先に階段がございますので、そこを上がって行けば飛行船を係留してある塔へ向かうことが出来ます」

…右手に.320口径の四発入り護身用リボルバーを持って先導するメイド…歩くたびにかすかな金属音が聞こえるところから、身体のどこかが義肢になっているらしい…

アンジェ「ええ、分かりました……ベアト、わたくしの側から離れないようにね?」こんな時のプリンセスだったらそうすると、いたわるような笑みを浮かべてベアトリスを気づかった…

ベアトリス「はい、姫様」

長身のメイド「次はここを右へ…」

…長身のメイドと、やはり背が高く金茶色の髪をしているメイドの二人が先に立ち、足早に飛行船のある塔へと向かっていたが、とある廊下の角を曲がったところで二人の神父と鉢合わせした…

神父「…っ!」いきなりものも言わずに銃を向ける神父…

長身のメイド「……どうかあちらへ、反対側の階段からも行けます!」くるぶしまで裾のあるメイド服でアンジェの前に立って「人間の盾」となり、同時に持っていたリボルバーを撃った…

神父B「くっ…!」バン、バンッ!

メイドB「どうぞ急いで! ここはわたくし共が食い止めます!」

アンジェ「ベアト、早く!」

ベアトリス「はい!」

………



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