ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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[sage saga]
2022/11/22(火) 01:53:17.66 ID:0M5KG08J0
…夜・寮の一室…
ドロシー「おーおー、これはまた皆様お揃いで……♪」
巻き毛の女生徒「あら、ご機嫌よう♪」
大柄な女生徒「ドロシー、来てくれて嬉しいわ」
青い目の女生徒「お姉さま、今宵はてっきり来てくれないのかと思いました」
ドロシー「冗談だろう? こんな楽しい集まりをすっぽかすかよ」
…白いナイトガウン姿のドロシーが訪れた寮内の一室には、クラスや年齢もバラバラな何人かの生徒がすでに集まっていた……校舎の大きなメイフェア校の中には、寮監でもなかなか目が行き届かないような空き部屋や物置といった、何人かでちょっとした「悪さ」をするには都合の良い場所がいくつもある……室内に置きっぱなしにされているテーブルにはランタンが置いてあり、どこからか用立ててきたティーポットや皿、それにお行儀の良い生徒たちが見たら目を回すような物もいくつか置いてある…
巻き毛「それにしてもドロシーさまったらすっかりご無沙汰で……そんなにプリンセスと親しくなさっていたの?」
ドロシー「なんだ、妬いてるのか?」
巻き毛「いいえ? でもこのところずうっといらっしゃらないものだから……♪」猫のように身体をすり寄せ、ドロシーの胸元に頬ずりする……
ドロシー「このところ都合が合わなかったんだよ。 例によって「貴女は淑女としてのお品がよろしくありません」ってな具合でラテン語の書き取りをやらされてね」そう言って手をひらひらさせた……
青目「ええ、わたくし見ておりましたわ。この間図書室でお見かけしましたもの」
ドロシー「やれやれ、エミリーに見られていたとはね……ヤキが回ったな」
大柄「さぁさぁ、それはそうと……ほら、ドロシーも飲(や)んなさいよ♪」
…普段おしとやかな貴族の令嬢をしているとは思えないような態度で寝間着の裾をまくり上げてベッドに座り、ポートワインの瓶を差し出した女生徒……またどうやって覚えたのか、それなりな腕前をしたイカサマカードの使い手でもあり、ドロシーはそれを利用して校内の利用できそうな生徒を金に困った状態に追い込んでコントロールに「釣り上げ」させたりしたこともあった…
ドロシー「お、ちょうど喉が渇いていたところなんだ。それじゃあお返しに……そら♪」胸元にねじこんで隠し持ってきたウィスキーの瓶を投げ渡す……
青目「もう、お姉さま方ったらはしたないです……」
ドロシー「へえ、一丁前な事をいうじゃないか……じゃあこれはいらないな?」教科書に手挟んで持ってきた、胸をはだけた二人の女性が絡み合っている相当いかがわしい本をちらりとのぞかせた……
青目「もう……」
ドロシー「冗談だよ……にしても、今週だけで何冊目だ? まったくいやらしいお嬢さんだ」
青目「だって……好きなんですもの♪」そういって可愛らしい見た目にはそぐわないみだらな笑みを浮かべ、小さく舌なめずりをする青目の令嬢……
大柄「好き者だものねぇ、おしとやかなエミリーお嬢ちゃんは♪ ところでドロシー、せっかくだからちょっとやらない?」ガウンの袖からトランプのカードやサイコロといった賭け事の道具を取り出すと、カードを切る手つきをしてみせる……
ドロシー「イカサマは無しで頼むぜ?」冗談めかして小銭を賭けたカードに付き合う……
大柄「しないわよ、生意気な小娘からむしり取る時じゃないんだから……実家からお小遣いも来たばかりだし、ね♪」ティーカップでドロシーの持ってきたウィスキーをあおりつつ、カードを切る……
………
…しばらく後…
ドロシー「っと、もうこんな時間だ……そろそろお開きにしないとな」
大柄「相変わらずいいカードさばきだったわ、巻き上げられるかと思っちゃった」
ドロシー「そういうわりにはそっちの懐の方が二ポンドばかり暖かくなったようだがね……ところでお二人さん、終わったか?」
巻き毛「ええ……んはぁ……あ///」
青目「くすくすっ……とっても素敵でした、お姉さま♪」乱れた髪をくしけずり、汗ばんだ身体を拭っている二人……
ドロシー「まったく、後ろから甘ったるい声が聞こえるもんだから気が散って仕方がなかったぜ……♪」
青目「ごめんなさい、お姉さま……ところで、帰る前に面白いものを試してみませんか?」そう言うと置いてあった袋の中から一片の青かびチーズを取り出した……
大柄「チーズ?」
青目「スティルトン・チーズです。これを見ると不思議な夢を見るって言いますし、今度の時にお互い見た夢の話でもしませんか?」
(※スティルトン・チーズ…フランスの「ロックフォール」やイタリアの「ゴルゴンゾーラ」と並ぶ三大ブルーチーズ。寝る前に食べると奇妙な夢を見るとされる)
ドロシー「へぇ、面白い事を考えたな……ポートワインとも相性がいいし、ちょうどいいんじゃないか」
大柄「変わった趣向でいいかもね」
巻き毛「こんなことをした後ですし、きっとすごくみだらな夢を見てしまいますわ……♪」それぞれスティルトンを一切れずつ口にし、残っていたポートワインを飲み干す……
ドロシー「……それじゃあ、また今度な」
………
…
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