ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
717: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2024/11/19(火) 02:14:16.55 ID:wslX6sAD0
…しばらくして…

メイド「失礼いたします。奥様の支度が整いましたので……どうぞこちらへ」

リボン「ええ」

つり目「どんな占いをするのかしら……なんだかドキドキしてきたわ」

ベアトリス「そうですね」

…占いの間…

女主人「ようこそ、わたくしの館へ……さ、どうぞお掛けになって?」

リボン「……ではお言葉に甘えて」

…メイドに連れられてやってきた一室には「奥様」と呼ばれている女主人が窓を背に背もたれの高い椅子に腰かけていた……女主人は見たところぽっちゃり気味の中年女性にすぎないが、どこか浮世離れした雰囲気をかもし出していて、袖口に時代がかったレースがあしらわれたゴシック風の黒っぽいドレスもあいまって、年齢をおしはかりにくい……声はどちらかと言えば甘いような声質で、たるみの目立ちはじめた顔にはそぐわない…

つり目「失礼します」

女主人「かしこまらなくてもよろしいのよ? 可愛らしいお嬢さま方。そのお年でわたくしの「占いの会」にご興味があるなんて光栄なことですし……わたくしのささやかな声と導きで、貴女方の悩みが少しでも晴れればそれに勝ることはございませんわ……さぁ、そちらのお嬢様も遠慮なさらずに♪」

ベアトリス「えぇと……それで、私たちはなにか準備をしたほうが良いのでしょうか?」勧められた椅子におずおずと腰かけ、部屋の左右にそっと視線を巡らしながらたずねた……

女主人「そうですわね、ではまずは緊張をほぐしていただいて……お願い」

メイド「はい」

…メイドが女主人の後ろにあった窓に重くずっしりしたカーテンを引くと途端に室内が闇に包まれ、一寸先も見えぬ暗がりになった……と、女主人が手元にあったマッチを擦り、卓上の風変わりな形状をした燭台に刺さっていた蝋燭に火を点す……蝋燭の明かりが落ち着くにつれて、室内の装飾や家具がぼんやりと見えるようになってきたが、奇妙な装身具や占い道具とおぼしき不思議な小物がちらちらと照らされると、後ろの壁に不気味な怪物の姿のような影となって揺らめいた…

女主人「では、始めさせていただきましょう……どうぞ隣の方と手を取り合って……」

………

…

…その日の晩…

ベアトリス「すみません、遅くなりました」教師の一人に雑事を言いつけられ、それを済ませてから小走りでやって来た……

アンジェ「ええ……それで、占いはどうだった?」

ドロシー「あぁ、そういえばそんなことを言ってたな……で、来週の天気はどうだって?」

ベアトリス「いえ、そのことなんですが……」

ドロシー「どうした?」茶化すように尋ねたが、深刻そうなベアトリスの表情を見て一気に真剣な面持ちに変わる……

ベアトリス「それが……私も最初は半信半疑だったんですけれど、あの人は本当に魔力か何かを持っているのかもしれません……」

ドロシー「おいよせよ、占星術だのなんだのに凝ってるオールドミスじゃないんだぜ?」

ちせ「ふむ……占いと言えば「当たるも八卦当たらぬも八卦」というが、そう申すからには相当だったのじゃな?」

ベアトリス「はい。だって私たちの悩み事やこれから起きそうな事を、あいまいな言い方じゃなしに予言するんです……ちょっと背筋が寒くなるくらいでした」

アンジェ「くだらない。占いで将来が見えるものなら、コントロールやノルマンディ公は私たちのような人間の代わりに占い師を雇っているはずよ」

ベアトリス「それはそうかもしれませんけど……」

プリンセス「まぁまぁ、アンジェ……それで、その「占った」具体的な内容と言うのは?」

ベアトリス「はい。まずはケイトさんの学校の成績が振るわないこと……それもラテン語が苦手で、明後日のテストが気になっていることまで」

アンジェ「……続けて」

ベアトリス「それからシャーリーさん……今回私たちを連れて行ってくれたリボンの同級生ですけれど……彼女のおうちでおじいさまが亡くなったこと」

ドロシー「それから?」

ベアトリス「エミリーさん……眼鏡の子ですけれど、彼女が飼い猫のことを大事に思っていて、寄宿舎に連れてこられないので寂しく思っていること」

プリンセス「それで、ベアトは?」

ベアトリス「わ、私は……///」

ドロシー「どうした、お互いにエージェントとして人には言えないような秘密を共有する仲じゃないか? 言いふらしたりからかったりするような真似はしないから言ってみろよ」

ベアトリス「それが、その……私には心に秘めた人がいる……って///」

ちせ「ふむ……」

プリンセス「まぁ♪」

ドロシー「なるほど……」


<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
784Res/2273.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice