ドロシー「またハニートラップかよ…って、プリンセスに!?」
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753: ◆b0M46H9tf98h[sage saga]
2025/09/18(木) 01:47:59.86 ID:eiSGGUKV0
ドロシー「……どうだ?」

ちせ「少し血がにじんでおるな」

…鏡台の前に立って自分で確かめようとしたが今ひとつよく見えない……そこでドロシーはドレスの下に着ていた胴衣を脱ぐと乳房を持ち上げ、ヒリヒリと痛む部分を見てもらった……ちせが下からのぞき込むようにして確かめると、白く張りのある胸の下側に一筋の火傷のような痕があり、その中央にじくじくと血のにじんでいる部分がある…

ドロシー「ちっ……数日後にはまたレディたちと夜を過ごさなきゃならないってのに、傷物じゃ困るな」

ちせ「確か薬があったはずじゃな?」

ドロシー「ああ、そこの棚にしまってある……目の玉の飛び出るような値段がするし傷口に沁みるのもやっぱり目の玉が飛び出るほどだが、効くことは間違いない」

ちせ「うむ、ならば早速……いや、その前に消毒が先じゃな?」

ドロシー「こんなもの舐めときゃ直るさ」

ちせ「自分で自分の胸は舐められないと思うのじゃが」

ドロシー「おいおい、こう見えても私は器用なんだぜ? 自分の下乳くらい……ってのはちょいと難しいよな」

ちせ「当然じゃな」

ドロシー「それじゃあ仕方ない、一つ酒でもぶっかけてくれ」

ちせ「うむ……酒は良く分からぬのじゃが、これで良いのか?」

ドロシー「っと、そいつはよせ。クルボアジェ(コニャック)の十二年ものだ、まだ封も切ってない」

ちせ「済まぬな、どうにも酒の価値は分からぬゆえ……これは?」

ドロシー「ああ、それならいい」

…ちせが持ってきたドライ・ジンを清潔な布に染ませてあてがうと、冷たさと沁みるような痛みに「うっ」と小さいうめき声をあげた…

ちせ「痛むか?」

ドロシー「そりゃあな。ま、すり傷みたいなもんだが」

ちせ「では薬を塗ろう」

ドロシー「おう、ひとつよろしく頼むよ」

…ちせが軟膏を手に取り、傷口に擦り込んでいく……ドロシーは飛び上がるような痛みをこらえようと消毒のために取りだしたジンを瓶のまま一口あおり、それから痛そうに顔をしかめた…

ちせ「もう少しの辛抱じゃ」

ドロシー「ああ……これでも落馬や仕掛け爆弾の爆風を食らったときに比べればどうって事ないな」

ちせ「うむ……これでよし。あとはさらしでも巻いておくかの」

ドロシー「そこまで大仰にすることはない、絆創膏でいいさ」天然ゴムを混ぜた樹脂状の「絆創膏」を貼りつけ、もう一杯ジンを流し込んだ……

ちせ「これでよし、じゃな」

ドロシー「ああ。もっとも、しばらくは動かさない方が良さそうだが」

ちせ「うむ……ところで湯浴みがまだじゃったな」

ドロシー「ちっ、そういえばそうだったな……傷の手当てをする前に入っちまえば良かった」

ちせ「汗もかいたし、ほこりっぽいままで床につくのは不快じゃろう……濡れ手拭いで軽く拭うのはどうじゃろうか」

ドロシー「そいつはいい考えだな♪」

…数分後…

ちせ「よし、いい湯加減じゃ」

ドロシー「あんまり熱くするなよ? 別にシラミがわいているわけじゃないんだからな」

ちせ「どうもこちらでは冷めた湯の方が好まれるようじゃな……これではせいぜい夏場の水のようなものにしか思えぬのじゃが」洗面器をテーブルに置きながらぶつぶつと愚痴をこぼす……

ドロシー「それでいいんだよ。だいたいちせの入るお湯が熱すぎるんだ」

ちせ「むむ……まあ良い」洗いタオルを持ち出して固めにしぼり、ドロシーの艶やかな白い背中を拭い始めた……

ドロシー「お、いい具合だ。ちせは力があるからそのくらいで丁度いい」

ちせ「それは何より。しかし綺麗な背中じゃな……」

ドロシー「何しろ、これも商売道具の一つだからな♪」

…イヴニングドレスの開いた背中で相手を魅了するのも「プレイガール・スパイ」であるドロシーの技で、そのための肌の手入れはプリンセスほどではないにしろきちんとこなしている…

ちせ「ふむ……」


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