11: ◆/87jeglEwfUL[sage]
2018/03/31(土) 12:20:58.31 ID:T40RhOzB0
俺の感想は、何も言えない、そんな感じだった。
本来は、雄大な存在で圧倒されるであろう大樹が、所々腐りかけて悪臭を放っていたのだ。
俺は思わず吐きそうになってしまった。
アライさん「フハハハハ! いい匂いなのだ!」
俺は、正気を疑った。
これが、いい匂い?
この樹をこんな風にしたのは、こいつらなのか?
どうして?
俺の思いを悟ったのか、友人は顔を横に振ると、アライさんに話しかけた。
友人「アライさん、家族を呼んでくれるかい?」
アライさん「チビ達! 出てくるのだ!」
「「「「「のりゃー!」」」」」
樹の根元から、5匹のアライちゃんが這い出てきた。
正直、気持ち悪かった。
アライちゃん2「おしょかったのりゃ!」プンプン
アライちゃん3「このひとたちはなんなのりゃ?」キョトン
アライちゃん4「おなかしゅいたのりゃ!」ビエーン
アライちゃん5「もうねむいのりゃ...」フワー
アライちゃん6「のりゃ!」シッポフリフリ
友人「これで全部かい?」
アライさん「そうなのだ。これがアライさん自慢のチビ達なのだ!」
友人「そうなんだね。」
そういうと、友人は素早く、俺の背負い籠にアライちゃんたちを入れていった。
アライさん「チビー!」
友人「一旦、ワゴンに戻るぞ。」
俺「お、おぅ...」
アライさん「おい、嘘を付いたのか!?」
ガン
友人が持っている籠を地面に落とした。
友人「うるせぇぞ。殺されたくなかったら、黙ってろ。」
アライさん「ひぃ!」ブルブル
その時の友人の顔は、俺から見ても怖かった。
いつも温厚なあいつの怒りを見たのは、この時が初めてかもしれない。
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