137: ◆/87jeglEwfUL[saga]
2018/04/16(月) 23:20:10.39 ID:ddLGa8nC0
『ヨンホンメヲ、エランデネ』
友人『さて、どうしようかね。』
友人は紐を見つめ、どうしようか悩んでいるようだった。
いや、違う。
友人は、紐を選ぶ「振り」をしながら、アライちゃんの方をチラチラと確認しているように見える。
俺は、アライちゃんの方を見た。
アライちゃんC2「...」シーン
アライちゃんC4「...」シーン
アライちゃんC1「あれをひっぱられたら、あいつらみたいになっちゃうのりゃ!」ブルブル
アライちゃんC3「のりゃーーーーーん!!」ビエーン
アライちゃんC5「のりゃりゃ、のりゃりゃ、のりゃのりゃ!!」ブルブル
残されたアライちゃんは、上に吊るされて死んでいるアライちゃんとこちらの様子を交互に見ながら、怯えた様子だった。
俺『お、おい、お前!?』
俺は、思わず友人の肩に手をかけた。
友人『このゲームの本番は、ここからなんだよ。』
友人はこちらが何を聞きたいのか分かっているのか、どこか楽しそうだった。
友人『このゲームの真意は、アライちゃんを吊り上げていって、残されたアライちゃんたちに恐怖を植え付ける、ってことなんだよ。』
俺『恐怖を?』
友人『そう、いつ死ぬか分からない恐怖の中、怯え続けてその時をただただ待つ、ってわけ。』
俺『これ考えた奴、エグ過ぎだろ...』
俺は、思わず自分の頭を押さえた。
友人『開始時のことを覚えているか?』
友人の問いかけに、俺は頭を横に振った。
友人『ほら、始めから威勢のいい奴と、怯えてた奴がいただろ?』
そう言われると、そのようなことがあったような気がする。
俺は首を縦に振った。
友人『つまり、怯えてた奴は前からいて、このゲームのことを理解していたのさ。』
そこで、俺はようやく気付いた。
俺『それで、威勢のいい奴はセッティングされたばかりだから、状況が掴めていなかった、と。』
友人『そういうこと。』
友人はそう言うと、引っ張り出す紐を選び取った。
友人『こいつを引っ張るぞ!』
友人は、アライちゃんに聞こえるような声で宣言をした。
アライちゃんC1「まつのりゃ!」ブルブル
アライちゃんC3「のりゃーーーーーん!!」ビエーン
アライちゃんC5「のりゃ、のりゃ!!」ブルブル
友人『さぁて、どうなるのかね!?』
友人は、アライちゃんの声を無視して、紐を引っ張り出した。
しかし、これはハズレだったようだ。
紐から青のマークが見えた。
友人『ちぇっ、ハズレか。』
友人は縛り口に紐を結び、元の位置に立った。
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