217: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/28(月) 00:00:53.50 ID:eVu8RPoA0
???「嗚呼……何と、愛いのじゃ。斯様に汗を滲ませて……我慢などしなくてよいのだぞ?いくらでも吐くが良い。
妾が、直々に……この手で受け止めてやろうとも」
勇者「……ぅ……!くっ……はっ……」
???「これ、堪えるなと言っておろう。聞き分けの悪い耳は……こう、じゃ」
にわかに、ぐぐっ、と上体が持ち上がるのを感じる。
尻が彼女の太ももから浮くか浮かぬかの高さになった時……不意に、甘やかな酒気を帯びた吐息を近くに嗅ぎ取る。
その吐息を耳朶に感じた、直後――――左耳が湿り気のある水音に閉じ込められ、微かに尖る硬質の何かがゆっくりと耳朶を挟んだ。
???「く、ふっ……どうじゃ……?云う事を聞けぬ悪い耳は……いらぬなぁ?」
勇者は、動けずにいた。
その言葉の恐ろしさからではなく左耳から伝わる、どろりと入り込んでくる沼のような感覚の故に。
恐らくは自身の左耳をすっぽりと閉じて仕舞いこんだ唇。
耳朶の溝を余さず這い、てろてろと滑る長い舌の愛撫。
かり、かり、と軟骨を甘噛みほぐす歯の心地良さ。
耳穴の奥、鼓膜を通して脳にまで流し込まれるような――――彼女の、囁き。
全てが。
何もかもがどうでもよくなるような――――沼に引きずり込まれるような。
雲に連れ去られるような。
五体を蕩けさせられるような、手足を動かす事すらしたくないほどの――――凄まじい快楽に、溺れていた。
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