219: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/28(月) 00:03:13.92 ID:eVu8RPoA0
霞む視界の中で、今も抱き留めていてくれる彼女の顔を汚す白濁を見てとる。
透き通るような髪に。紅を差した頬に、薄く整った唇に、すっと通る鼻筋に、指で摘まめそうなほどに粘り濁る液が穢していた。
だが、彼女は怒るでもなく長い舌を伸ばし、頬へ垂れてきたそれをぺろりと舐め取り――――。
???「……ほぅ。やはり……童の精は甘露よな。寿命が延びる……。嗚呼、生き返るぞ。ふふっ……妾の面を穢すとは無礼じゃが。
此度は堪忍してくれよう。美酒に免じてな」
そう告げる間にも、彼女の――――鼻先を舐める事すらできるほど長い赤い舌が、自らの顔にこびりついた精液を舐め取って舌鼓を打つ。
下ろしていた左手は掬い取るように、萎れかけた肉の茎を幾度もなぞり、残滓を集めていく。
やがて、じわじわと……失っていたかのような下肢の感覚が戻ってくる。
霧のかかったような意識も段々と冴え渡り、今の状況もまた段々と掴めてくる。
ここは。
この場所は――――。
狐給仕「ちょっと、師匠!久しぶりに見えたかと思えば何やってんですか、いったい!」
???「ん?おお……何処へ消えておった。これからというに……無粋よな」
勇者「えっ……!」
声に慌ててズボンを引き上げ、声の元へ、未だ尻尾に支えられたまま顔を向ける。
そこには、この場所――――酒場の、もっとも馴染んだ顔が非難するように紅潮した顔を向けている。
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