淫魔の国と、こどもの日
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35: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/08(火) 23:41:48.70 ID:7RScKd7G0

堕女神「何故と申されましても……確かに不可思議には感じましたが、誰何するほどの事ではございませんでしたので……」

少なく見て十歳分ほどは若返っているのに、それでも彼女はそう答えた。
尋ねられた事そのものを戸惑いながら、さも当然かのようにあっさりと。

堕女神「私は、貴方がどのような姿と化しても――――必ず」

その竜にも似た瞳に映し出されていたのは――――真摯さではない。
忌まわしい仮定が真実となっても必ずそうすると誓う、“決意”だった。

勇者「……ところで……そろそろ……」

小さく細い腹部から、くぅ、と子犬の鳴くような“声”が響き、空気を壊してしまう。
間の悪さを勇者は苦笑するも腹の虫に言って聞かせる事もできず、更にもう一鳴きが加わる。

堕女神「……ですね。ひとまずこちらへ運んで参ります。どうです、普段と同量をお召し上がりになれそうでしょうか?」

勇者「多分大丈夫だろう。無理そうなら時間をかけて食べるよ」

堕女神「はい、それでは少々お待ちを。それと……朝食を終えるまでは、誰も御部屋に入れぬよう」


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