38: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/08(火) 23:45:08.39 ID:7RScKd7G0
堕女神「陛下?」
勇者(駄目だ……視線が……逸らせない……)
それは、旅のさなかで初めて“竜”と出くわした時に似ていた。
場数もまだ踏まない時分、不運にも遭遇した時には身は強張り、目を逸らす事もできず、ただ、震えることすらできずに固まっていた。
おとぎ話に聞く“竜”の威容に、勇者は見惚れてしまい――――動く事すらできなかった、あの感覚と似ていたのだ。
堕女神「――――陛下」
勇者「え」
刹那、鼻先に上質な生地の触感があり――――やがて、暖かい柔肌のぬくもりが、顔を包み込んだ。
とっさに吸い込んだ息には良く知る“彼女”の匂いと、普段にまして鮮やかに薫る花の香りが漂う。
視界を奪われ、張り詰めた顔の触覚いっぱいに広がる暖かな柔肉とに包まれ、勇者は堕女神の胸に抱かれていた。
後頭に優しく添えられた手もまた、握り合っていた夜毎のそれとは違い、大きく感じる。
堕女神「どうか、ご心配なさらないで下さい。……私が、お傍におります」
双丘に抱かれる事、十数秒。
当の勇者にとっては数分にも感じていた頃――――厚く実った乳房の奥から、早鐘のように脈打つ鼓動が伝わる事に気付いた。
乳房の谷間を縫って吸う息に、熱い香りが混じり始める。
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