淫魔の国と、こどもの日
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4: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/07(月) 23:07:38.06 ID:QqWy6NJ20

勇者(え……? これ、俺の……手、なの……か……?)

伸ばした利き手に宿る小さな爪、細すぎる指、刻まれていたはずの戦傷は跡形もない。
それは伸ばした先にある水差しの背丈と見比べると、ことさらに異様だった。

勇者「……夢か。そうか。……なら、もう少し……眠ってもいいな」

水を飲む事は諦め、もぞもぞと布団に戻り――――高すぎる枕を避けて、折り畳んだ腕を枕に横臥し、毛布の陰に身を寄せるように眠りに入る。
しかし寝入る寸前に。

堕女神「陛下、おはようございます。よくお眠りになられましたか? それでは今朝も――――けさ、も……え? え……?」

いつものように朝を告げに来た声は、凍りつき、やがて――――。

堕女神「……陛下、です……ね?」

気遣い、戸惑いながらの問いかけに変わった。




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