51: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2018/05/10(木) 00:34:36.00 ID:Qe86yV0R0
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堕女神「……混乱を招きかねないタイミングでした」
勇者「あの場で芝居なんて打てるか。それに何人かはもう気付いていたしな……恐ろしい、淫魔の勘」
集まってきた使用人達には、ありのままに伝えて――――しかし、みだりに城外へ広めないよう言い含めた。
しかしそれも、かしましい淫魔達の事だから……もっても、二日が限度だろう。
鈍い痛みのまだ残る脛を椅子の上に立て膝に抱き、さすりながら勇者はそう一人ごちる。
桃の腐ったような青いアザが鮮烈に残ってしまい、子供に特有の鋭い感覚、
薄い皮膚、未発達な骨をしたたかに打ちつけた激痛は忘れられないのだ。
堕女神「陛下、大丈夫ですか?」
勇者「……死ぬほど痛かったけど、折れたりはしてない」
堕女神「よろしいのですか? 治癒を施しましょうか」
勇者「いや、いい。そう大げさにしなくていい」
堕女神「はい、仰せのままに」
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