【安価とコンマ】貴方が歩む適当ファンタジー伝説『第六巻』
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829: ◆yJbNsnZOeA[sage saga]
2018/06/25(月) 02:29:53.62 ID:LoyJ9jIb0


このまま二回戦__と行きそうな流れになったが、それでは我慢した意味がない。わがままを達成できない。

故に後輩を何とか説得し、最後の一人のもとへ向かう。



「……いいんですか? 彼女たちを放っておいて」

「よくない。けど、だからと言ってお前を放っておくのも論外だ」

「……それは、何故?」

「そりゃ… 俺の女が泣きそうになってるんだ。何よりも優先するさ」

「____」




「俺は、俺が闘いにしか興味の持てない欠陥品だと思ってた」

「でも、違ったんだ。闘いにしか興味が持てないんじゃない。持たなかったんだ」

「__怖かったんだ。友人、恋人、そういう大切な人たちが居なくなって、俺だけが残っちまうのが」

「だから、今までの俺は自分から誰かと関りを持とうとしなかったし、状況に流されてた」

「闘うことだけに、執着していた」

「__でも、もう違うんだ」

「初めは流されただけだったかもしれない」

「けど、一緒に笑いあったり、こうして肌を触れ合わせるたびに、愛おしいと思う」

「俺は、フェリスも、フィオリも、ミラ、お前のことも。 皆を愛してるんだ」

「もう、皆を手放したくない」

「__だから、俺のモノになってくれ。ミラ」



「___もう、貴方という人は」

「……駄目か?」

「…いえ。それを拒否するなんて、できません」

「そもそも、そのように誘導したのは、私ですから」

「彼女たちを受け入れ、愛して、なお私のことも愛してくれるなんて、そんな…」

「まるで、夢のようです」

「ここは現実だぞ」

「えぇ… ですが、都合がよすぎて。私、信じきれません」

「ですから__あなたの愛を、私に刻み込んで。証明してくれませんか♥」

「__ああ。よろこんで」





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