12: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2018/06/07(木) 23:26:01.26 ID:GT9VfZLs0
「……立ちますよ」
そう言い、彼女を抱えながら立ち上がる。さっきまであったシャンプーの香りは、下側に行ってしまった。
菜々さんの体を、ベッドまで引き連れていく。俺の服をギュッと掴んでいる事に気がついたとき、たまらなく愛おしいと思った。
ベッドに仰向けになった菜々さんに、今度は俺が上になって、キスをする。さっきまでとは違って、菜々さんは舌を俺の口の中へ入れてこようとする。
舌の表面、ざらざらとした感触がとても近くにあった。互いの舌を絡ませ、求め合う。どれだけ求めても足りなくて、もっともっと絡ませ合う。菜々さんの口の端からは、どちらのものかも分からない、混ざり合った唾液が垂れていた
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