【リョナ注意】緑輝「歯形祭り。」葉月「はっ?」【響け!ユーフォニアム】
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295:293/345 ◆WJBKjMiKIY[saga sage]
2018/06/06(水) 23:41:59.81 ID:M8lWXEdT0
あすか「……強化出来ない。残り少ない呪力で強い力を出そうと思っても、出す事は出来ないんだ。詰まり、傷の消失は優先順位が高いんだね。だから、注射針の傷が消えない様にする為には、いや、正確には、傷の消失速度を遅くするには、他の部分に傷を付けておくしかないんだ。例えば、予め待針で数十回刺しておく、とかね。」


 げっ。


あすか「そうすると注射針で刺されても、その傷の消える速度はとても緩やかになる。仮に枯渇した状態で五十回刺しておけば、大気中や食事から、或いは他のどこかから微量の呪力を得たとしても、五十一個の傷に配分されるから、傷の消失はかなり緩やかになる。傷と同様、完全に普通の人間と同じではないんだろうけど、出血もする。」

あすか「この能力は、傷が勝手に消えて、呪力が勝手に消費されてしまう、というのが味噌でね。この特徴を使って、研究所の吸血鬼を拘束しているんだ。詰まり、」


 そこまで言うと、先輩は、また思わせ振りに一呼吸置いた。


あすか「……研究所の吸血鬼の体には、常に生傷が付けられているんだ。その上で、自殺防止の為の拘束が行われ、監禁されている。当然、普通の人間の様に痛みがある。更にその上で、各種の人体実験が行われているんだ。……酷い話だと思わない? わたしも最初に聞いた時には憤慨したよ。」

あすか「だからわたしは、そんな状況を変えたかった。吸血鬼と人間が共存出来る、新しい世界を作りたかった。その為に結構勉強もしてるし、吸血鬼ハンターとも友達になった。吸血鬼と人間が手を取り合って暮らしていけると、証明したかった。行く行くは総理大臣になって、この国を、そして世界を、変えたいと思っていた。」


 単純に、凄い、と思った。


久美子「出来ますよ、御姉様なら。」


あすか「いいや、出来ない。」


 強い口調で即座に否定され、若干面食らった。
 あすか先輩の顔は、更に真剣さを増していた。



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