【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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283: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2018/08/24(金) 00:32:31.63 ID:pzCu9rTDo

天乃「…………」

夏凜「分かるでしょ? あんたの為に頑張った結果、あんたに謝られる。なんのために頑張ったのか分かんなくなるっての」

呆れたように言う夏凜が決して怒っているわけではないと天乃は感じて、頷く

天乃だって、わざとそう言う考え方をしていいるわけではないし

そうしようと思ってそうなっているわけでもない

むしろ、以前の天乃なら考える間でもなく罪悪感に押し負けて謝罪を口にしていたであろう状況で

礼を述べることも考えたのだから、良い方だろう

夏凜「だからまぁ。そこで悩むくらいならちょっとふざけた感じでさっき言ったこと言ってみんのよ」

そう言った夏凜は小さく咳払いすると

辺りを見渡し、病室の中には自分と天乃しかいないことを再三確認する

ほんのりと染まった頬が、気恥ずかしさを表していた

夏凜「お疲れ様。お風呂にする? ご飯にする? それとも、私?」

天乃「えっと……」

少しだけ体を斜めに逸らして対面にはならず

それでいて横目でちらちらと天乃を見ながら、夏凜はそんなことを口にして頬を掻く

天乃「ご飯……?」

夏凜「はぁ」

天乃「え、なに? 駄目なの?」

夏凜「なんでもない! 汗臭いからさっさと着替えてきなさいよ。この馬鹿!」

そうかしら? と不安げに自分の襟首を引っ張る天乃に対して、夏凜は「シュミレーションだから」と遮る

ついついからかうつもりで余計なことも言ってはみたものの

園子たちとはやはり違って、冗談が長引くのは難しかったらしい


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