【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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534: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/10/28(日) 22:24:34.84 ID:ebiR7i2Mo

雨が降りそうで降らない微妙な空模様をただ何気なく眺めて

吹き込んでくる空気を肌に感じているだけだった穏やかな時間

油断していたというより、

想像できるわけがなかった。と、言うべきだろう

「ふっ!」

どこからともなく意気込んだ声が聞こえたかと思えば、

窓の縁に誰かの手がかかったのだ

天乃「ぃっ!?」

指先の部分は薄黒く汚れ、

一部ひっかけたのか糸の伸びた軍手に包まれた手に力が込められていく

天乃「ちょ、ちょっと……えっ、なんなの!?」

慌ててナースコールを手に取ったのと同時に、

闖入者は窓からよじ登って姿を現した

若葉に似た髪色で、口元のほくろが少し目立つジャージ姿の少女

「はぁ……まっっっっったく! なぜわたくしがこんなことを……あ」

天乃「う……」

夕海子「ま、待ってください! ナースコールは、ナースコールだけはご勘弁を! わたくしです、弥勒夕海子ですわ!」

天乃「弥勒さん……?」

夕海子「大赦の特殊警戒を潜り抜け、面会謝絶に挫折しようやくここまで来たのです。どうかお話をさせてください」

お願いします。と、窓から乗り込んできた弥勒夕海子は力強く頭を下げた


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