【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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551: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/10/30(火) 21:34:34.92 ID:RDNEIBVRo

天乃「だから、もしかしたら誰も犠牲にせずに済む可能性だってあるかもしれない」

夕海子「……久遠さんの考えも一理ありますわ。ですが、こうも思うのです」

天乃「?」

夕海子「これが神罰であるならば、犠牲のない結末は訪れないのではないか。と」

天乃「それは」

夕海子「ええ。バカバカしいにもほどがありますわ」

しかし、実際問題解決することのできないような問題に直面しており、

その解決は生半可なものでは不可能だと言っていい

それこそ、誰か一人くらいは犠牲になる覚悟をしなければならないくらいのものだ

神との対峙による結果、起こっている災難だというのがまたその絶望感を肥大化させていく

夕海子「自分の思いを切り捨てるのであれば、わたくし達は大赦のやり方に従うべきでしょう」

天乃「知識も知恵も、神事においては大赦のほうが優れているものね」

夕海子「情報量においてもそうですわ。神世紀以前から現代までの記録が大赦本部には貯蔵されていると聞きますから」

天乃「……そのうえで選ばれた奉火祭という選択の重さは、簡単に振り払えるものじゃないというのは私も同意見だわ」

ならば、甘んじて従うか

答えはノーだ

断じて、受け入れることはできないと天乃は首を振る

天乃「勇者部はね、神樹様の種を奪うという話をした段階でそれに対する結論はもう出ているのよ」

夕海子「世界か個人か。貴女方が選んだのは後者でしたわね」

天乃「個人なんて汎用性の高いものじゃないわ。私よ。久遠天乃っていう、体も不自由で何の役にも立ちそうのない特定の個人のためよ」


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