【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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607: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/11/04(日) 16:54:16.67 ID:TrYtzLdPo

天乃「もちろん、嬉しくないわけじゃないんだけどね」

でも、そこまで愛されてしまっているからこそ、無茶をする原因にもなってしまう

だから少しだけ、複雑に思ってしまう

そんな考えを持つのは間違っているとわかってはいるのだが、

頭の片隅ではそういう考えがひっそりと蠢いている

天乃「申し訳ないとか、どうとか。そんなことは言うつもりはないけれど、もう少し、ね。妥協してもいいんじゃないかなって」

若葉「天乃」

天乃「?」

若葉「自分ができないことを、求めるものじゃないぞ」

天乃「…………」

若葉「極端かもしれないが、園子たちにとって、天乃を救うことは生きる上で呼吸をするのと同じくらい当たり前のことなんだと思う」

それがどれだけ難しいことだとわかっていてもだ。

いってしまえば、

弱肉強食の激しい自然界の中で、

小さな生き物たちが強者にあらがって日々を生きていくのと同じようなものだと若葉は言う

若葉「案外、この目には見えず、体にも感じることができないだけで、私たちの周囲には常に肉食動物のようなものがいるのかもしれない」

天乃「……言い換えれば、運命のように?」

若葉「それも、一つの捉え方かもな」

でも、だから諦めるなんてことはできない

草食動物が、肉食動物にかみつかれたら諦めるのか。

そんなことはない。

若葉「でも、それで諦める天乃じゃない。諦める園子たちじゃない。だろう?」


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