【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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608: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/11/04(日) 17:27:18.25 ID:TrYtzLdPo

若葉「だから、妥協したらいいだなんていうな」

言ったらきっと、怒られる

昨日の今日での話であるならば、泣かせてしまうかもしれない

園子のそんな顔は見たくない

もちろん、ほかの誰かのものもだ

若葉「園子を泣かせたら、私が許さない」

天乃「ご先祖様らしいこと言っちゃって……半分くらいは上里さんが泣いているみたいで嫌だからって理由なんでしょ?」

若葉「それは……まぁ、ない。とは、言わないが……」

自分とひなたの子供である可能性は、性別を考えれば無に等しいだろう

だが、何らかの技術がそれを可能にしたかもしれない

300年もの間に、その血が混ざりあったかもしれない

わかっているのは、子孫である乃木園子には、大切な存在だった上里ひなたの面影があるということ

若葉は照れくささを押し隠して、天乃を見る

茶化すような表情の天乃の瞳が、少しだけ大きくなった

若葉「そうじゃないとしても。誰かの悲しむ顔なんて見たくはない」

天乃「……ええ」

かつて見た、大切な者の苦しみに満ちた表情

それに抉られた心の痛みを感じたように、若葉は苦虫をかみ潰したような表情を浮かべて

天乃は園子へと視線を落とす

天乃「そうね……そう。だからこそ……なんて。考えも持ちたくなるのよね」


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