【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六輪目】
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635: ◆QhFDI08WfRWv[saga sage]
2018/11/05(月) 20:55:56.45 ID:86O1miR6o

天乃「樹は?」

樹「すみません。私も同じ意見です」

聞いてくれたのに申し訳ないですが。と付け加えるように首を振った樹は、

姿勢正しく椅子に座ったまま、天乃へと目を向ける

その視線はもう、ただの中学一年生ではないように感じられた

樹「やっぱり、やるべきことを終えてから寄り道をするべきだと思うんです」

天乃「そうしないと、本当にやるべきことができなくなってしまうかもしれないものね」

樹「お姉ちゃんたちと一緒の部活は今年が最後で、これを逃したらもう、みんなで勇者部の活動なんてできないかもしれません」

それでも。と、樹は言う

樹「生きてさえいれば思い出は作ることができるから。みんなが無事なら、勇者部は絶対になくならないから」

姉よりも二年遅れ、夏凜達よりも一年遅れてきた樹にとっては、

参集中学での活動のチャンスはたった一年間しかない

進学した先の高校はバラバラになるかもしれない

ならなくても、天乃はその高校には居ない可能性が高い

だから、学生としては今年が最初で最後の一年間

けれど、それでもなのだ。

樹「……命を懸けない代わりに、私は思い出を懸けることにしたんです」

天乃「後悔……なんて、愚問そうね」


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