ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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27:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/03(金) 20:12:45.35 ID:jplgx4ps0
指揮官「くっ……こんなところで死んでたまるか!!」グググググ ドシン

ヒッパー「っ……!!」

指揮官(大きなのっぽの古時計を倒して即席のバリケードを作る。向かいの壁に時計の上部がぶつかり、廊下を塞いだ)

指揮官(這いずれば簡単に下から通り抜けられるし、乗り越えるのも難しくはないだろう。が、多少の時間稼ぎにはなるはずだ)

指揮官「行くぞ!!掴まれ!!」

指揮官(俺はヒッパーを足と背中に手をまわして抱え上げると全力で走る。ドアまであと少し。だが後ろから聞こえる呻き声のような何かがだんだんと近づいてきた)

指揮官(ヒッパーの手が俺の首に回されて強く抱きしめられる。甘い匂いが漂ってきて、温かい体温が伝わってくる)

指揮官「っ……このぉおおおおおお!!」

指揮官(ヒッパーをかばいつつ肩からドアに体当たりするようにぶつかる。ヒッパーの背中に回していた手でドアノブをひねり、体全体で押し開いた)

指揮官「っ!?」

指揮官(そこは、外だった。遊園施設だ。青い空に輝く太陽。拭いている風に流れている音楽。いつの間にか外に出ていた)

指揮官(振り向くとお化け屋敷があった。扉は閉ざされている。腐臭も化け物もその痕跡一つなく消え去っていた。足についたはずの血痕も)

指揮官「……はぁ。ヒッパー、大丈夫だ。戻ってこれたみたいだ」

指揮官(深く息をついて、腕の中で震えるヒッパーに声をかける。ヒッパーはさらに強く俺に抱きついてきた)

ヒッパー「……しばらくこうさせて」



ヒッパー「……あれ。あれが食べたいわ」

指揮官(ヒッパーが近くのおしゃれな売店を指さす。未だに元気がないようだったが、だいぶ落ち着いてきたようだった)

指揮官「チュロスか、いいな。何味にする?」

ヒッパー「チョコレートがいい」

指揮官「了解。じゃあ俺はプレーンにするか」

指揮官(人がいない売店からチュロスを頂戴し、チョコレート味をヒッパーに渡す。……この異常事態にもだいぶ慣れてしまったな)

ヒッパー「ん……美味しい」

指揮官「……ああ、美味い。なんでこういうところで食べるモノはこんなにおいしく感じるんだろうな?」

ヒッパー「雰囲気があるからよ。それと……一緒に食べてる人が人だからかしらね?」

指揮官「!!」

指揮官(ちらりと窺うとヒッパーは少し恥ずかしそうにしながら俺をちらりと見る。顔が赤くなっていた。思わず俺も赤くなってしまった)

指揮官「っ……そ、そうだな……」

ヒッパー「……チョコレート味、おいしいわ。少し上げるから食べてみなさいよ」スッ

指揮官(おそるおそるといった感じで口元に差し出された茶色いチュロス。ヒッパーを見ると目を逸らされてしまった。だが手は引っ込めない)


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