ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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28:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/03(金) 20:14:41.56 ID:jplgx4ps0
指揮官「……ありがとう」

指揮官(一口噛り付く。おいしい……気がするがそれどころではなかった。引っ込められた手。ヒッパーがその先端のかじり取られた跡を見つめていた)

ヒッパー「か……間接キス……」ボソリ

指揮官「!?」

指揮官(責めるような目で俺を見つめるヒッパー。普段は色白だからこそよく分かる。顔が真っ赤だった)

指揮官「お、俺が悪いのか……!?」

ヒッパー「わ、悪いなんて言ってないじゃない!!っ……そ、そんなことより……あんたは人のだけ食べるつもり……?」

指揮官「あっ、すまない……プレーン味だがいいか?」

ヒッパー「何味でも関係ないわ、大事なのはそこじゃなっ!?……な、何でもない。……ほら、あーん」

指揮官(控えめに口を開き、顎をあげるヒッパー。なぜか目を閉じている。これではまるで……!!)

指揮官「っ……!!あーん……!!」

ヒッパー「あむっ」

指揮官「……っ!?」

ヒッパー「……」ジッ

指揮官(噛み切らない……!!ヒッパーは俺の差し出したチュロスを咥えたままの状態で止まってしまった)

指揮官(目を開き、潤んだエメラルド色の瞳で見つめてくる。変な想像をしてしまった俺を誰が責められようか?)

オイゲン『んっ……』

指揮官『く、口移し……!?』

オイゲン『……』ジッ

指揮官『っ……んっ、んー、おいしいな!!ありがとう、オイゲン!!』

オイゲン『んっ……ふふっ、別に唇が触れたって構わないのに』

指揮官『!?』

オイゲン『なんてね、冗談よ』

指揮官「っ……!!」

指揮官(かつてのオイゲンとの思い出がなぜか今、思い出された。胸がズキンと痛む。俺は……)

ヒッパー「……っ。んっ……プレーンも結構おいしいわね」

指揮官「っ!!そ、そうだろう……?」

ヒッパー「うん……っ……そ、そろそろ行きましょうか。歩きながらでも食べられるし」

指揮官「そ、そうだな。いろいろ見て回ろう」

指揮官(何事もなかったかのように振舞うヒッパー。しかし一瞬辛そうに歪んだ表情を俺は見てしまった)

指揮官(オイゲンのことを思い出しているのが顔に出てしまったのだろうか。しかし、それに対して怒るのではなくこんな反応をするとは……)

指揮官(先を行くヒッパーの後姿は、取り繕ってはいるが先程までとは違い気落ちしているようだった)

指揮官「……」

指揮官(その光景に言葉にできない不快感や焦燥感を覚える。再び胸が痛んだ。この感情の正体は……知るべきではないと直感した)


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