ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/08/03(金) 20:17:02.66 ID:jplgx4ps0
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ヒッパー「♪」
指揮官(赤く染まった空。もうそろそろ黄昏時だ。俺たちはパレードを見ていた。俺たち以外に観客のいないパレード)
指揮官(あれからいろいろなアトラクションに乗っていたら、いつの間にか時間が過ぎていた。聞こえてくる音楽につられて来てみたら、パレードを発見したのだ)
指揮官(きらびやかな装飾を施されたファンシーな、しかし退廃的な感じのする車両やロボット、着ぐるみたちの行列)
指揮官(舞う紙吹雪や飛んでいく風船。いるだけで楽しくなるような空間がそこにあった。ヒッパーもご機嫌なようだ)
ヒッパー「あ、そういえばまだお城に行ってないわね」
指揮官「確かに。だがパレードの途中だぞ?」
ヒッパー「入れるのなら上から夕陽が見たいわ。パレードもまだ終わらないだろうし行くわよ」
指揮官「分かった。じゃあそうしようか」
指揮官(パレードを後にする。城の外観は荘厳で本格的だった。門は開いており、中へ入れるようになっている)
指揮官(赤い絨毯の敷かれた大広間の天井はとても高かった。内装もとても瀟洒だ。俺たちは入り口にあった内部の地図を頼りに上へと上がっていく)
ヒッパー「綺麗……」
指揮官「ああ……なんて綺麗なんだ……」
指揮官(一番高い塔のバルコニーからあたりを見渡す。茜色に染まる空、ちょうど夕陽が沈みゆくところだった)
指揮官(星や月が見える。下を見下ろすと今日一日かけて巡った遊園施設の建物やパレードの列が見えた)
指揮官(遠くには街や山脈、海までも見える。本当に綺麗な風景だった。……これが仮想世界だとは信じがたかった)
ヒッパー「……」キュッ
指揮官「!!」
指揮官(隣に立つヒッパーが俺の手を握ってくる。視線を感じてそちらを向いた。ヒッパーが俺を見つめている)
ヒッパー「……あんた、好きな人がいるの?」
指揮官「……ああ」
ヒッパー「……誰?」
指揮官「……君の知らない子だ」
ヒッパー「そう……全然知らなかった。……今も親しいの?」
指揮官「なんでそんなことを聞くんだ?」
ヒッパー「あんたと親しい私が全く知らないから」
指揮官「そうか……」
ヒッパー「……それで、どうなの?」
指揮官「……そう信じている。けど、いろいろあってな……いや、何でもない。今でも親しいと信じているよ」
ヒッパー「……なんでだろ。あんたのこと、よく知っているはずなのに何も知らない気がする」
指揮官「……」
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