ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/04(土) 01:46:10.61 ID:Dug4bC3h0


指揮官(緊張感を失っていた。ここがセイレーンの世界だということを十分深刻に考えていなかった。それとも、あるいは……)

指揮官(心のどこかで俺は諦めかけていたのだろうか?このまま歪な世界でヒッパーと二人で生きていく覚悟をしていたのだろうか?)

指揮官(病院で話して以来、一度も話し合わなかったこの世界の真実に俺たちはちゃんと向き合うべきだった)

指揮官「頼む、狙いは俺の筈だ!!俺はもう抵抗しない!!だからヒッパーの命は助けてくれ!!」

「見苦しいのは好きじゃないわね。言わなきゃわからない訳じゃないでしょ?」

指揮官「っ……!!」

ヒッパー「はぁ……はぁ……」

オイゲン「んっ……うぅ……ふふ、鎧袖一触よ。その男を置いてさっさと逃げればよかったのに」

指揮官(そのツケを払うことになった。俺を庇うように立ちふさがるヒッパー。それと対峙するオイゲンとセイレーン)

指揮官(拠点が襲撃を受けた。ヒッパーはかつてのオイゲンのように俺を助けに来てくれた。いや、来てしまった)

指揮官(セイレーンとその配下の量産型に加え、洗脳されたオイゲンまでもが襲撃に参加していた)

指揮官(俺は殻たちを率いて戦ったが、戦力差はいかんともしがたく艦隊は壊滅。最期を覚悟しヒッパー率いる出撃中の艦隊へ近隣の味方拠点へ撤退するよう命令した)

指揮官(この仮想世界でその後どうなるのかはわからないが、ここへ来てしまったら間違いなく殺される。だからそう命令した)

指揮官(だが、ヒッパーは命令を無視して戻ってきた。出撃で消耗しているというのに付近を封鎖していた量産型の艦隊をたった一人で突破して)

指揮官(しかし、さらに消耗した状態でまだ十分余裕のあったオイゲンとセイレーンを相手にできるわけがなかった)

ヒッパー「誰が……逃げるか……!!」

指揮官(ヒッパーは大破してもなおオイゲンとセイレーンの前に立ちふさがっていた。未だに闘志を失っていない。しかし……)

オイゲン「ふぅん、そう。ご立派だけど、勇気と蛮勇をはき違えているわ。無謀の代償はお前の命で払うことになったわね」

ヒッパー「っ……!!Scheiße……!!」

指揮官「ヒッパー……どうして来たんだ……こんな事、望んでいなかった……!!」

ヒッパー「はぁ……!?あんたバカァ!?私は……あんたを失ってまで生きていたくないのよ!!」

ヒッパー「言ったでしょ!?あんたが全部私にモノにならないなら、私何もいらないって!!命だって……いらないのよ……!!」

指揮官「っ……すまない、ヒッパー……俺は」

「はい、無駄話はおしまいよ。オイゲン、あの男を先に殺しなさい」

指揮官(君を愛していると最期のに伝えようとした俺を遮るようにそう言い放つセイレーン。ヒッパーが震える声で懇願した)

ヒッパー「お願い、この人の命だけは助けて!!私は殺してくれて構わないから……この人だけは……!!」

オイゲン「……だ、そうだけど?」

「命令に変更はないわ。絶対にね」

オイゲン「だって。悪いわね、ヒッパー。安心して、すぐにヴァルハラで会えるわよ」



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