ヒッパー「あんたがアズールレーンの指揮官ね?」 指揮官「っ……いかにも」
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58:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/05(日) 15:23:33.57 ID:Ldr36Wgw0
「ほかの女に愛を囁き、腕に抱き、唇を重ね、性を交わすことを!!そのときお前たちに何が残る!?満たされない苦しみだけでしょう!!」

「望んだ愛は手に入らず!!決して胸に抱かれることも、舌を絡ますことも、大切なところにその男を迎え入れることもできない!!」

「いくら望んでもお前たちの腹はその男の子を孕むこともできず!!女の幸せを知ることもない!!その時後悔してももう遅い!!」

ヒッパー「っ!!そ、そんなの……!!」ギリッ

オイゲン「……何が言いたいの」ジッ

「ふふ……今なら確実にその男をお前たちのつがいにすることができるわ。ここでその男を襲ってしまいなさい」

「「!!」」ピクッ

提督「!?」

「罪悪感があるでしょう、だから二人で仲良くね。一人では耐えられなくても二人でなら耐えられるわ」

「快楽で篭絡して、献身で絆して、孕んでその男に自覚させなさい。その男をお前たちのものにしてしまいなさい」

「「……」」

指揮官「ふざけるな!!この子たちがそんなことするわけないだろう!?」

「どの口でそんなことが言えるのかしらね!?お前は女の気持ちがわからない!!その二人がどんなにお前を想っているのか!!」

「本物の死の恐怖を……そして殺す恐怖を……魂が穢れていくことの恐怖をお前は知らない。お前にとってそれは想像を絶するもの」

「それに苛まれながらもお前の為に命を賭して戦うその二人の想いに対して、お前は果たして報いているのかしら?」

指揮官「っ」

指揮官(……痛いところを突かれた。俺は、報いることができていない……セイレーンの言うとおりだった)

「いないでしょう?だから、報いてあげるべきね。二人の望むモノを……お前自身をあげなさい」

ヒッパー「し、指揮官……」

オイゲン「指揮官……」

指揮官(俺の名を呼ぶその声には、期待と不安、葛藤が入り混じった揺らぎに満ちていた。そこに戦意は見当たらない)

指揮官「ひ、ヒッパー……オイゲン……」

指揮官(このままでは不味い……!!だが、どうすればいいのか……追い詰められ、混乱していると自覚する。考える時間が必要だった)

「……心はとうに決まっているでしょうに。ヒトというの面倒なのね。いいわ、背中を押してあげる」スッ

「「っ!!」」

指揮官「っ!!それはもう壊れているはずだ!!」

「いいえ、壊れていないわ。さあ、二人とも。自分に素直になりなさい。そして為すべきをなしなさい」

ガシャンガシャン

指揮官(壊れたはずの精神操作用の装備を二人に向けて掲げるセイレーン。そして聞こえる大きな音……二人が、装備を落とした音だ)


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